2022年大相撲名古屋場所千秋楽

北勝富士新型コロナウイルスに感染し,同部屋の隠岐の海とともに休場。これにより理事長も休場となった。

三賞は殊勲賞に逸ノ城,敢闘賞は今日勝てばの条件で錦富士となったが,錦富士は不戦勝であるので実質的に確実な受賞となった。ただし,錦富士は10勝のうち千秋楽含めた3勝が不戦勝であり,本人も複雑という感想を漏らしていた。技能賞は該当なし。

 

阿武咲が一方的に押し続け,千代の国が逃げ回ったが,阿武咲の押し出し。阿武咲10勝目。

英乃海が右四つで妙義龍を寄り切り。

宝富士が素早く左四つ,竜電を寄り切り。

水戸龍が張り差しから右四つをうかがって攻め,いなして崩して押すと,志摩の海の右足が土俵を割った。決まり手は押し出し。

7-7対決。豊山が右喉輪左おっつけで攻め,栃ノ心を押し出し。栃ノ心負け越し,豊山勝ち越し。

北勝富士休場,錦富士の不戦勝。

隠岐の海休場,千代丸の不戦勝。

碧山が突き放そうとしたが,照強がしつこく絡みついて中に入り,照強の押し出し。

 

両者頭で当たって佐田の海が左四つ,王鵬を寄り切り。

若元春が立ち合いで左四つとなり千代大龍を捕らえ,若元春の寄り切り。

逸ノ城が張り差しから右四つ,宇良を寄り切り。

両者左四つ,霧馬山が千代翔馬を切れ味鋭い右上手出し投げ。鮮やか一閃。霧馬山勝ち越し。千代翔馬負け越し。

明生と阿炎が押し合い,押し合いになったので阿炎は力が出ず,明生の押し出し。

これより三役。翠富士が中に入って右差し,豊昇龍がうっちゃろうとしたが翠富士が足をとって渡し込み。翠富士10勝目。

正代が左四つで寄り,若隆景が回り込んで逃げたが,正代が右に体を開いて突き落とし気味にはたき込み。

照ノ富士貴景勝が互いに前傾姿勢で押し合い,貴景勝が低く押し込むと照ノ富士の左足が土俵を割った。貴景勝の押し出し。この瞬間に逸ノ城の初優勝が決まった。

 

平幕の優勝は2021年初場所の大栄翔以来。また体重が200kgを超えている力士の優勝は大乃国小錦,曙,武蔵丸以来の5人目とのこと。

場所の総括と予想番付は後で。しかし,予想番付はどうしましょうね……