2021年大相撲初場所十二日目

明瀬山が左四つで攻め,天空海を寄り倒し。

佐田の海が右四つで速攻し寄っていったが,琴恵光が右下手で振って体を入れ替え,琴恵光の寄り切り。

両者低く当たって志摩の海がもろ差し,巻き替えて右四つとなって頭をつけ,豊山を寄り切り。

碧山が懸命に突き放そうとしたが,翠富士がかいくぐって中に入って左差し,翠富士がすぱっと肩透かし。

豊昇龍が張り差しで妙義龍の動きを止めてすぐに右に動き,妙義龍の横について送り出し。豊昇龍は5連敗からの7連勝。

琴ノ若が右四つ早く,霧馬山が巻き替えてもろ差しとなったが,そこを琴ノ若が寄り切った。琴ノ若勝ち越し。

両者頭で当たって体勢低い押し合い,翔猿が上手くいなして照強を押し出し。

琴勝峰と徳勝龍が押し合い,徳勝龍がふいに裏を向いて一本背負いにいったが決まらず,琴勝峰の送り倒し。琴勝峰はやっと初日が出た。徳勝龍は一本背負いが決まっていたらかっこよかった。

逸ノ城が張り差しで阿武咲の動きを止め,阿武咲が前進しようとしたところで逸ノ城のはたき込み。

 

輝が体勢低く攻めていったが低すぎ,宝富士がいなして左からの突き落とし。

北勝富士が喉輪で攻め,栃ノ心を押し出し。北勝富士の喉輪が良かった。

大栄翔と明生が押し合い,明生が横について寄っていったが,大栄翔が向き直って互いに右四つ,明生の寄りに対して大栄翔が左からの突き落とし。物言いがついたが軍配通り。大栄翔が際どいところで2敗を維持。

高安と隠岐の海が左四つで隠岐の海の方が良い体勢,高安が先に仕掛けていったが隠岐の海が崩れずこらえ,高安が右上手投げで呼び込み,隠岐の海の寄り切り。

玉鷲一度つっかけ。二度目,御嶽海が押し込んで密着,左四つからさらにもろ差しにかわって玉鷲を巻き落とし。

両者低く当たって押し合い,隆の勝が横について遠藤を押し出し。

正代が立ち合いで差し勝ってもろ差し,竜電を寄り切り。

朝乃山と照ノ富士が互いに右四つ,照ノ富士が寄り切り。朝乃山にとって照ノ富士は完全に天敵である。照ノ富士勝ち越し。

 

正代・大栄翔が2敗でこの二人に絞られたか。優勝ラインが3敗までは下がってもおかしくない。