2021年大相撲初場所九日目

豊山松鳳山の右腕を両腕で抱えて極め,松鳳山が左腕でまわしをとって回り込もうとしたが,豊山がそのまま寄り切った。決まり手はとったりでも良かったと思う。

照強一度つっかけ。二度目,照強が右に変化したが豊昇龍ついていき,豊昇龍が向き直ると照強が低く押し込んでいったが,豊昇龍が逃げ回り,土俵際でかわして突き落とし。

琴恵光と翠富士が張り手も飛び交う突き合い,琴恵光が一度引き,そこで前に出た翠富士の右腕を左腕で極め,これで崩して琴恵光の押し出し。

碧山が当たってすぐに左からの小手投げで崩し,明瀬山を右からの突き倒し。決まり手は押し倒しがとられた。

志摩の海が左のおっつけで攻め続け,佐田の海を押し出し。

妙義龍がもろ差しで中に入ったが,琴ノ若が左右に思い切って振って振りほどき,琴ノ若の突き落とし。

逸ノ城が張り差しから霧馬山と互いに右四つがっぷり,こうなるとさすがに逸ノ城が寄り切り。

空海が引いて呼び込み,翔猿のはたき込み。

隠岐の海と徳勝龍が左四つ,徳勝龍が寄っていったが,隠岐の海が左からの突き落とし。

 

明生が低く押して攻め込んだが,栃ノ心が左上手をとってさっと上手投げ。

阿武咲が一度つっかけ。二度目,阿武咲と琴勝峰が押し合い,琴勝峰が何度かいなして打開しようとしたが,阿武咲が押し勝って押し出し。

大栄翔が今日も調子よく攻めていったが宝富士が受け止め,大栄翔がやや攻め急いだところで宝富士がはたき込み。大栄翔が今場所の初黒星。

御嶽海が北勝富士との押し合いを制し,御嶽海の押し出し。

隆の勝が低く押し込んだが,輝が引いて左からの小手投げ。

照ノ富士がやや強引に左下手をとり,竜電を寄り切り。

玉鷲が一度つっかけ。二度目,玉鷲が先に攻めて行ったが正代が回り込み,正代の押し出し。

貴景勝が今日は懸命に前に出る相撲をとったが足が追いつかず,遠藤が引いて引き落とし。

朝乃山と高安が互いに右四つ,高安が右下手で打開しようとしたが,朝乃山がそのまま寄り切った。

 

全勝が消滅し,大栄翔が1敗,正代が2敗で,3敗が多数という情勢となった。