大相撲九州場所七日目

琴勇輝が押し切って大奄美を突き出し。
38歳と39歳の対決。安美錦が立ち合い当たってから即座に引き,豪風をはたき込み。安美錦は立ち合いが良かったので,すぐに引けた。
錦木が左差しで攻めていったがすっぽ抜け,輝が押し込むと錦木が左腕をたぐって逆とったり,しかし間に合わずもつれて両者土俵から落ちたが,一瞬錦木の方が早かった。決まり手は輝の押し出し。熱戦だったが,錦木が右足首を少しひねった模様。
妙義龍が右四つで朝乃山を寄り切り。
勢が体当たりして一気に押し込んだが,隠岐の海が土俵際で右からの突き落とし,軍配が勢で物言い,スローVTRで見たところ勢が落ちるのが早く,やはり軍配差し違えで隠岐の海の勝ちとなった。
魁聖右四つ早く,千代丸を寄り切り。
栃ノ心が右四つで捕え,大栄翔を寄り切り。
千代翔馬当たってから横につき,足を飛ばして裾払いで崩そうとしたが,遠藤避けて回り込みまわしを切ると,遠藤の肩透かし。遠藤の上手さが光った。
荒鷲が張り差しからの右四つ,大翔丸を寄り切り。


正代がもろ差し,宝富士を寄り切り。今日の正代の動きは良かった。
逸ノ城立ち合い失敗して栃煌山の当たりを思い切り受けたが,右から振り回して逸ノ城の押し出し。
千代大龍が二度三度と体当りして崩そうとしたが,貴景勝が最後にかわして左からの突き落とし。
御嶽海が引いて呼び込み,玉鷲の押し出し。
琴奨菊左四つで寄っていったが,嘉風が巻き替えてもろ差しとなって残して形勢逆転,嘉風が寄り切った。
高安が張り差しから左四つ,まわしが切れたが千代の国を押し出し。一蹴という印象。
松鳳山両手突きから猛烈に突き,豪栄道一度はこらえたが攻め手を出せず,松鳳山が再度突いていくと豪栄道はたいて呼び込み,松鳳山の押し出し。
白鵬張り差しで崩し,さっと引いて阿武咲を突き落とし。阿武咲は白鵬杯出身とのことで,白鵬も嬉しかろう。
北勝富士が徹底して右からおっつけて攻め,時間はかかったが稀勢の里を押し出し。これは北勝富士を褒めるべきだろう。稀勢の里3敗目。北勝富士は金星。