大相撲五月場所二日目

先に組んだのは佐田の海だが荒鷲右下手がっちり,佐田の海が寄っていくと荒鷲振って体を入れ替え,下手投げ。荒鷲新入幕初白星。荒鷲は新入幕だが27歳,十両で3年滞留していたのがなぁ。
千代の国右かかとの骨折により休場,蒼国来不戦勝。千代の国はケガが多い。
旭秀鵬左下手で捕え,臥牙丸を寄り切り。臥牙丸は立ち会いで止められ何もできず。
北太樹立ち会いよく,両側から極めて時天空を極め出し。最初から極めにいったのが良かった。
舛ノ山もろ差しで一基の出足,貴ノ岩を寄り切り。
千代丸と常幸龍激しい突き合い,互いに右差しで組む形に変わると千代丸が寄ったが,常幸龍左上手出し投げで逆転勝ち。
大砂嵐立ち会いかちあげに失敗。さらにはたきに行くと呼び込んでしまい,豊響の押し出し。
栃乃若勢い良く引くと,隠岐の海がごろんと転がった。決まり手は肩透かし。
妙義龍もろ差しをねらったが入れず,右上手に変えて投げようとしたが照ノ富士こらえた。妙義龍頭をつけて横についたが膠着,照ノ富士も必死に粘って二度耐えたが,三度目妙義龍出し投げで崩してから寄ると,照ノ富士がとうとう土俵を割った。良い相撲であった。照ノ富士は場所前一週間入院していて,稽古もしてなければ食事もほとんど取っていなかったらしい。そりゃ動きが悪いはずだが,あれだけ粘ったのは大したものだ。
高安と徳勝龍互いに左差し,高安先にまわしをとって豪快な下手投げ。
魁聖攻めこんで押し勝ち,豊真将をはたき込み。


玉鷲が攻め込んだが勢がうまく引いて右からの突き落とし。
松鳳山が完全に攻めきって遠藤を押し出し。
豊ノ島もろ差し,旭天鵬極めてどちらかというと旭天鵬が攻めていたが,旭天鵬振って崩そうとすると目測を誤ったか自ら俵を割ってしまった。決まり手は豊ノ島の寄り切り。
安美錦一気の出足,もろ差しで豪栄道を寄り倒した。13勝で大関とすると1アウトだなぁ。
千代大龍栃煌山を押し出し。栃煌山は何がしたかったのか。
稀勢の里が千代鳳を押し出し。こういう力勝負になると稀勢の里強い。
琴奨菊が宝富士を寄り切り。
白鵬右差しも豪風巻き替えてからまわしを切って応戦,白鵬これを見て押しに変え,頭を押さえてつぶし押し出した。豪風は善戦したとは言える。
嘉風攻め込んだが,鶴竜左にかわしてはたき込み。確かに攻め込んだのは嘉風だったが,鶴竜は後背地が大きかったしかなり余裕をもって左に動けたので,そう善戦した感はない。
日馬富士一度先に立って立ち会い合わず,碧山突いて崩し攻めていき日馬富士逃げまわってしのぎ,体勢を低くして突きをかわすと碧山はたいたが,日馬富士足腰強く逆に組み付いて寄り切った。非常に危ない場面が続いたものの,崩れきることはなかったあたりはさすが横綱