大相撲五月場所初日

新入幕佐田の海,千代の国と激しい押し合いとなったが足をとって崩し,横について送り出した。新入幕初白星。なお,史上8人目の親子幕内力士とのこと。
新入幕荒鷲と復帰以来の幕内蒼国来。二度立ち会い合わず,三度目蒼国来が意地で良い形に立ち左差し,右もこじ入れて蒼国来が寄り切り。
旭秀鵬と時天空ががっぷりの右四つ,時天空足をかけたがこれはきまらず,寄ってからの上手投げ。
臥牙丸が強烈に押し込んだが,北太樹が土俵際さらっとかわしてはたき込み。臥牙丸はかなり気合の入った取組に見えたが。
常幸龍が舛ノ山の押しを組み止め,右からの上手投げ。
千代丸が立ち会いで貴ノ岩を突き起こし,さっと引き落とした。
豊響が終始攻め続けて栃乃若を押し出し。
大砂嵐猛烈につっぱって崩しもろ差し,隠岐の海を寄り倒し。大砂嵐,先場所よりも少し戦略が見られた。
高安が先に左四つを作り,照ノ富士を寄り切り。
妙義龍が立ち会いから一気の寄りで徳勝龍を寄り切り。これは良い時の妙義龍。
豊真将低く当たったが玉鷲かまわず押し,玉鷲が押し勝って押し出した。


魁聖左上手早く,勢は右差しが生きず,魁聖が寄り切った。
松鳳山もろ差しも浅く,豊ノ島こらえると松鳳山左差し右上手に移行,松鳳山が再度寄って寄り切った。豊ノ島の衰えが目立つ。
遠藤初めて髷を結って登場。遠藤左四つで旭天鵬を捕え,一気に寄り切った。遠藤の立ち会いがやや強くなった。
安美錦は幕内出場回数1184回で史上8位に。安美錦左に大きく変わって栃煌山を突き落とし。
宝富士が先に攻め込んだが豪栄道右からの小手投げ,ついでとったり。小手投げは見事だが立ち会いとしては完全な失敗である。豪栄道の課題は解決されていない。
琴奨菊が調子よくがぶり寄り,千代大龍を寄り切り。
稀勢の里豪風を押し出し。
横綱鶴竜,碧山の圧力に負けず前に出て最後は引き落とした。
日馬富士当たってすぐ引いてしまい,嘉風が一気に出て押し出した。日馬富士が初日黒星。
白鵬,立ち会い鋭く当たって千代鳳を寄り切り。