大相撲九月場所千秋楽

常幸龍が隆の山を押し出し。
佐田の富士が双大竜を押し出し。長い相撲ではあったが,あまりおもしろい相撲ではなかった。
朝赤龍旭日松を寄り切り。朝赤龍が勝ち越し。
千代の国が力強く宝富士を突き出し。
千代大龍が木村山を寄り切り。
富士東が若の里を突き出し。若の里負け越し,富士東勝ち越し。
天鎧鵬最初は右四つで捕え,嘉風巻き替えて外四つになったがその機に寄り切った。嘉風負け越し。2場所連続で7−8らしい。
勝ち越しかかった舛ノ山,がむしゃらに攻め立てて高安を押し出し。気迫を感じる相撲であった。高安は勝てば敢闘賞であったが,負けてしまった。舛ノ山勝ち越し。
徹底して突く若荒雄,これをうまく引いた豪風が引き落としで勝った。豪風勝ち越し。
隠岐の海一気の出足で栃煌山を寄り切り。隠岐の海11勝。
豊響が一方的な押し相撲で大道を押し出し。大道は負け越し。


臥牙丸左差しで押し込んだが,足が追いつかず翔天狼が左からのすくい投げ。
北太樹右四つで組み阿覧を寄り切り。阿覧に気が抜けていたような。
突き起こす豊真将に耐える魁聖魁聖右差しで捕えて豊真将左上手,しかし魁聖上体が上がっており形勢を逆転できず,豊真将が上手を生かして寄り切った。魁聖負け越し。
松鳳山豊ノ島電車道で押し出し。
栃ノ心立ち会いけたぐりで不発も,雅山をかなり戸惑わせ,そのまま差して寄り切った。
時天空が碧山をはたき込み。
豪栄道左四つに組んで旭天鵬を寄り切り。豪栄道勝ち越し。


これより三役。
安美錦が妙義龍を引き落とし。
鶴竜喉輪で突き起こし,そのまま稀勢の里を押し出した。鶴竜会心の相撲と言っていいだろう。
優勝を占う一番。立ち会い差し手争い,白鵬右差し早く上手もとりにうかがう体勢,しかし日馬富士巻き替えてもろ差し,白鵬も巻き替えて左四つがっぷりに変化。こうなると白鵬今ひとつ力が出ず,右上手投げが不発に終わると日馬富士が次第に形を作って頭をつける体勢。白鵬肩越しの右上手一本が生命線で耐えるも日馬富士がもろ差しで寄るとかなり厳しく,何度も耐えたが,日馬富士右下手かなり深く差して下手投げ。両者スタミナが尽きてこの下手投げが決まった。

日馬富士全勝優勝。横綱昇進も当確。野田さんはとてもいい事を言った。