大相撲九月場所十四日目

佐田の富士と栃乃若押し合い,佐田の富士がはたき込み。栃乃若が不調続く。
木村山が当たってから左に動いていなし,朝赤龍に組ませず送り出し。
旭日松と宝富士,互いに激しい押し合い引き合い,宝富士がいなして旭日松を送り出し気味に押し倒し。
旭天鵬若の里,通算800勝対決で史上初とのこと。若の里もろ差しこじいれ旭天鵬極め,振って小手投げでこらえるが若の里がっちり,最後は寄り切った。
若荒雄立ち会いから押していったが富士東引かずに応戦,体が近づくと富士東左差しで捕えて若荒雄を寄り切り。
隆の山左からとったりでたぐり,北太樹を引っ張って崩そうとしたが何度か繰り返すと後背地がなくなり,北太樹が体を預けると隆の山が先に倒れた。足がかかっていたか,発表された決まり手は外掛け。隆の山負け越し。さすがに十両に落ちるだろう。
天鎧鵬身を低くしてつっこんだが,大道引きながら右上手投げ。
隠岐の海千代大龍に左差し,上手はなかったが寄り切った。
嘉風時天空の張り手をかいくぐって潜り,押し出し。
高安左差しに安美錦いい位置で右上手,ここから技が早く上手投げにかけ投げ,出し投げと続けて崩し,巻き替えて安美錦右差し高安左上手に展開,高安上手投げに行くも体勢悪く,安美錦が寄ると土俵を割った。


豊ノ島が左からおっつけて崩し,やや横から押す形で雅山の圧力を避け,押し出し。
阿覧今日はやけに立ち会いがよく,突き放してから右四つに組んで翔天狼を寄り切り。
押す臥牙丸松鳳山切れ味よくいなして突き落とした。これは松鳳山を褒めるべきであろう。
舛ノ山つっぱるが魁聖下がらず,左上手をとって魁聖が寄り切った。舛ノ山は短期決戦で決まらないと辛い。魁聖7−7,勝ち越せば新三役濃厚の状況。
碧山と豊真将押し合い,碧山やや引いて呼び込んだが攻めかかった豊真将の足がそろい,碧山が突くとばったり倒れた。
栃ノ心変化して豊響をはたき込み。豊響負け越し。
妙義龍立ち会い鋭く,豪風をそのまま送り出し。
栃煌山が珍しい右上手から出し投げで崩し,豪栄道を送り出し。解説の貴乃花親方の言うとおり,上手投げがうまくて驚いた。一方豪栄道はいいところなし。豪栄道7−7。
日馬富士左からの張り差しで一気に崩し,もろ差しで入って鶴竜を寄り切り。
白鵬張り差しも稀勢の里に押し負け,そこから差し手争いの中で白鵬がさっとはたきこんだ。


優勝争いは千秋楽へ。