大相撲九月場所五日目

大関二人休場で,大関の登場が随分遅くなったように感じる。


旭日松流れの中で自分から足を出してしまい,木村山の勝ち。
天鎧鵬が富士東の引きを食ってばったりと倒れた。勢いこんで倒れたので勝った富士東が覆いかぶさってしまった。
朝赤龍左差しで頭をつけるいつもの体勢,佐田の富士外四つで寄ろうとしたが朝赤龍さっと体を開いて下手投げ。佐田の富士額が割れて出血。
旭天鵬左四つで十分の体勢,隆の山を寄り切り。旭天鵬38歳の誕生日だったらしい。
若荒雄立ち会い諸手突き,宝富士いなしてかわして相撲が続いたが,若荒雄一瞬組んで小手投げで崩し,押し切って宝富士を押し出し。
嘉風千代大龍を速攻ではたきこみ。つまらん相撲である。
高安立ち会いから押していったが大道いなして高安崩れ,引いて体勢を徐々に立て直し大道を小手投げ。高安負けたかと思ったが,大道は高安が引いたタイミングで倒しきれなかったのが敗因。逆に高安は見事な小手投げ。
翔天狼諸手突き,押して崩して若の里をはたき込み。若の里は差せず。
突き放したい雅山北太樹ぴったりとくっついて押し出し。
立ち会いは舛ノ山,しかし隠岐の海が捕えて寄り切った。


栃煌山右差し左ははず押しで時天空を完封寄り切り。
安美錦つっかけ一度あわず。二度目,安美錦もろ差しで捕え豊響を寄り倒し,しかし勇み足の疑惑があり物言いがつき,協議がかなり長く続いた後で同体取り直し。三度目の立ち会い,今度は豊響が攻め込んだが安美錦が肩透かしでようやく決着。豊響は今場所4回目の物言い。4/5とはすごい。
豪風優勢に進めていたがかけ投げに行くと崩しが足りず豊真将残り,逆に自らが崩れて豊真将の押し出しを許した。「これは食わんでしょう」という北の富士の言うとおり。
魁聖有利な態勢,左上手投げを打つと豪栄道右下手投げであわせたが,魁聖が僅差で投げ勝った。
松鳳山攻め込んだが今日は押しがきかず,妙義龍がはたいてはたき込み。妙義龍が重かった。
臥牙丸つっかけてあわず,しかしこれは稀勢の里があわせるべきであった。二度目,臥牙丸左差しだが浅くがぶったが稀勢の里崩れず,逆に稀勢の里巻き替えて外四つで寄り切った。
日馬富士鋭い踏み込みで左上手,ここからさらに素早く栃ノ心を上手出し投げ。
鶴竜立ち会い左差し失敗も右差し,ここからさばいて左も差してもろ差し,阿覧たぐったがこれが呼び込んでしまい鶴竜の寄り切り。
琴欧洲押していったが腋が空き,豊ノ島もろ差しでこらえてすくい投げ,琴欧洲こらえたが変な体勢のまま右腕が相当ひねられて落ちた。琴欧洲の右腕がどうも重傷っぽいのだが……
白鵬張り差しで崩し,碧山を突き落とし。