大相撲名古屋場所十一日目

魁皇休場で13回目の角番。


蒼国来再び登場。今日は変化で幕内の土俵初白星。
黒海張り差しだが高見盛にきかず,高見盛寄り切り。
臥牙丸押して行ったが豪風まわしを取って防ぐ。しかし豪風自身が組んで取る力士ではなく,一度はいなしたものの結局臥牙丸が押し切った。
若の里と徳瀬川,激しい攻防を見せたが最後は若の里が右四つで寄りきった。違いはまわしを切る力。
鶴竜豊真将,好取組。豊真将左の下手をつかみこれで押していけるかと思われたが,鶴竜やはり身体がやわらかくうまくまわりこみ,相手の勢いをいかして豊真将の頭を押さえ込みつつ掬い投げ。豊真将とうとう1敗。鶴竜はさすがと言うほかない。


旭天鵬と霜鳳,立会い右四つがっぷり。こうなると旭天鵬強いのに,なぜ霜鳳は組みに行ったのか。
嘉風朝赤龍の絶不調対決その2。朝赤龍変化気味に立ったが効果なく嘉風もろ差しで寄り切り。
安美錦変化もこれも効果なく,引いたところを一気に出られて栃煌山の勝ち。
阿覧栃ノ心,右四つがっぷりの力比べ。栃ノ心が寄りに出たところで阿覧がうまく体を入れ替えて寄り気味の上手投げ。栃ノ心はまわしが深すぎたか。
把瑠都立会い諸手突きも稀勢の里崩れず,両者つきず離れずの取組を見せ,把瑠都は若干足が流れつつあったがなんとか押し切った。辛勝であるとともに,稀勢の里の攻めきれない様子も露骨に出た。
時天空魁皇から受け継いだがごときはたき込み。琴欧洲魁皇の呪いでも受けたか。
白鵬琴奨菊を右から強烈に掬い投げ。今日は磐石の43連勝。