2024年大相撲初場所十四日目

豊昇龍が昨日の霧島戦で右足を痛めて休場。かなり強く蹴られていた古傷であるのでやむなし。

 

遠藤が差し勝ってもろ差し,狼雅を寄り切り。

武将山の立ち合いが低すぎ,隆の勝がすぐに引いてはたき込み。

島津海が浅いもろ差しで中に入りかけたが,剣翔が左上手をとってさっと引き,剣翔の上手投げ。

宝富士が左四つで攻め込んだが,王鵬が逃げ回って右からの肩透かし。宝富士はこれで勝てないのはショックで,左四つなのに全く力が出ていない。

大の里が右下手,佐田の海が左からの左上手投げで崩そうとしたが,大の里が片足で耐えると土俵際に寄せてから右足をかけて切り返し。大の里はよく上手投げを耐えた。佐田の海負け越し。大の里10勝目。

琴勝峰が差し勝って右四つ,そのまま一方的に攻めて御嶽海を寄り切り。

両者頭で当たって互角,明生が浅いもろ差しとなり攻め込んだが,土俵際で阿武咲が右からの首投げ。物言いがついたが軍配通り。

友風が当たり勝ってそのまま一山本を押し出し。友風が会心の相撲。

美ノ海が一度つっかけ。二度目,当たってすぐに美ノ海が右からの突き落とし。湘南の海は今日も出足が弱かった。

両者頭で当たって錦木が当たり勝ち,左をねじ込んで玉鷲を寄り切り。錦木勝ち越し。

 

平戸海が左を差し勝ち,翔猿がこれを嫌ってもがいたために呼び込み,平戸海が一気にせめて押し出し。

両者当たって右四つ,豪ノ山が攻めて妙義龍が右からの首投げ,これがすっぽ抜けて豪ノ山の押し出し。

立ち合いで両者左差し,翠富士が上手く回り込んで竜電を左からの肩透かし。翠富士が竜電に左からの肩透かしで勝つのは三度目とのこと。

阿炎が諸手突きから左に動き,若元春がついていって押し込むと,阿炎が逃げ回ってはたき,若元春が土俵を割ってすぐに阿炎も土俵を割った。軍配若元春で物言いがついたが,やはり軍配通りで阿炎のはたき込み。

朝乃山が当たり勝って右四つ,熱海富士を寄り切り。熱海富士負け越し。

宇良が当たり勝って攻め込んだが,正代が土俵際で宇良の右をたぐって網打ち,宇良がたまらず耐えて引くと,今度は正代が攻め込み,宇良が逃げ回って正代が追いすがり,宇良が正代の右をたぐってとったり。攻防目まぐるしい熱戦。

豊昇龍休場,照ノ富士の不戦勝。照ノ富士は不戦勝は初めてだったとのこと。

金峰山張り差し,大栄翔構わず攻め込み,金峰山が必死に逃げ回ったが,大栄翔が追いついて押し出し。大栄翔勝ち越し。

琴ノ若が二度つっかけ。三度目,霧島が突き放して攻め込んで左からの喉輪,琴ノ若が右からあてがうと霧島の攻めが止まり,琴ノ若が右からいなすと霧島が予想以上に崩れ,琴ノ若が霧島の横について押し出し。琴ノ若が優勝戦線に残った。

 

2敗に照ノ富士琴ノ若,3敗に霧島と変わった。千秋楽は照ノ富士と霧島の直接決戦が見込まれる。琴ノ若は平幕相手の相撲となるが,落ち着いて取れるか。