2024年大相撲初場所初日

照ノ富士名古屋場所の途中休場以来,約半年ぶりの出場。

 

碧山が当たり勝って右下手をとったが不格好,碧山が寄って攻めたが島津海が左上手をつかんで回り込んで逃げ,碧山の攻めが止まったところで反撃,島津海の寄り切り。島津海は新入幕初日白星。

武将山が当たって押そうとしたが足が流れ,大の里のはたき込み。大の里も新入幕初日白星。

友風が突き放して攻めたが,宝富士が耐えて左からいなし,宝富士の送り出し。

琴勝峰が押し込んでいって阿武咲が土俵際で飛びながらはたき込み,際どいところで軍配阿武咲で物言い。スロー映像で見ると同体取り直しが妥当に見える。やや長い協議となり,軍配差し違えで琴勝峰の勝ちとなった。決まり手は押し出し。

遠藤が先に攻めて押し込んだが,押しきれず引いて呼び込み,美ノ海が逆襲して互いに左差し,美ノ海の寄り切り。

隆の勝と妙義龍が押し合い,隆の勝が押し勝って押し出し。

剣翔が張り差しから左四つ,左からのすくい投げで崩したが,王鵬が応じて左からのすくい投げを打ち返し,両者の体が入れ替わると同時に王鵬の投げが決まってすくい投げ。

両者頭で当たって押し合い,佐田の海が左からたぐって崩し,玉鷲を送り出し。佐田の海が技を見せた。

両者頭で当たって御嶽海が当たり勝ち,御嶽海が浅い左差しで寄っていったが浅すぎ,明生が土俵際で右からの突き落としを打ち,両者がもつれて土俵を割り,軍配御嶽海で物言い。これも長い協議となり,同体取り直しとなった。二度目,今度も御嶽海が当たり勝って押し合い,明生が左からいなしたが御嶽海が崩れず,そのまま御嶽海の押し出し。

平戸海が深い右下手と浅い左上手,北青鵬も左から肩越しの上手をとって耐えたが,平戸海がうまく右下手を使って低く崩し,北青鵬を寄り切り。

一山本が先に攻めたが,朝乃山が押し返して押し出し。

 

金峰山が当たり勝って左差し,湘南の海が強引に右からの小手投げをうったが金峰山が差し手を深くしたため決まらず,金峰山の寄り切り。金峰山が上手くとった。

両者当たって左差し,錦木がやや当たり勝ち,竜電が右からの小手投げを打ったが呼び込み,錦木が合わせて攻めて寄り倒し。決まり手はすくい投げがとられた。

翔猿が潜ろうとして正代が対応してさばき合い,そのうちに翔猿が引いて呼び込み,正代の押し出し。翔猿はもっとうざったく絡んでいくべきだった。

高安と北勝富士が押し合い,高安が押し勝って押し出し。北勝富士はどこかケガをしていそうな消極的な粘りだったので心配である。

大栄翔が当たり勝って押し込み,豪ノ山を左からの突き落とし。

阿炎が突いて攻め込んだが琴ノ若が崩れず押し返し,琴ノ若の押し出し。琴ノ若がどっしりしていた。

翠富士が左に変化したが貴景勝が落ち着いて向き直り,貴景勝の押し出し。貴景勝は変化を読んでいたか,完勝だった。

両者強く当たって豊昇龍がもろ差しで受け止め,熱海富士は左上手をとったが深すぎ,豊昇龍が豪快な右下手投げ。

霧島が張り差し,動きが止まった若元春を左からいなして崩し,そのまま引き落とし。

宇良が誘い込まれて浅いもろ差し,照ノ富士が左から強烈に極めて宇良の右腕が折れそうであったが,宇良がなんとか脱出するもすでに土俵際,照ノ富士の押し出し。