2023年大相撲名古屋場所四日目

照ノ富士が今日から休場。これは仕方がないだろう。痛めていたのは腰とのこと。代わって霧島が出場。

 

両者頭で当たって押し合い,碧山が次第に突き放して攻めたが,遠藤が土俵際で際どくかわして右からの突き落とし。軍配遠藤で物言い,遠藤がかわす際に右足のつま先が蛇の目の砂を払ったかどうかが焦点となり,払っていれば遠藤の負け,残っていれば遠藤の勝ちとなる。スロー映像で見てもどうにもわからず,審判団の協議もかなり長引いた。行司軍配差し違えで碧山の押し出しとなった。

伯桜鵬が右上手,武将山が左下手で組む形になり,武将山が巻き替えようとしたところを伯桜鵬が寄り切った。

宝富士がもろ差し,大翔鵬を寄り切り。

両者頭で当たって豪ノ山が当たり勝ち,一気に攻め立てて竜電を押し出し。

琴勝峰と湘南乃海が押し合い,琴勝峰が押し込もうとした際に腰が入ってしまい,湘南乃海が体を入れ替えて押し出し。

琴恵光が右四つから巻き替えてもろ差し,これで寄っていき,千代翔馬が土俵際巻き替えて互いに右四つに戻ったが,そのまま琴恵光が寄り切った。

剣翔が左上手をとるとすぐに投げ,金峰山を左上手投げ。

北勝富士と妙義龍が押し合い,北勝富士が上手くいなしてはたき込み。

高安と隆の勝が互いに押し引きあって頭四つ,高安が圧力をかけると隆の勝が上体を起こして右差しをねらったが,高安がひらりとかわしてはたき込み。

玉鷲が押し合いから珍しく右上手をとり,錦富士を寄り切り。錦富士は意表を突かれたか。

 

両者頭で当たって押し合い,王鵬が冷静に攻めて引きを食わず,佐田の海を押し出し。

平戸海が中に入りかけたが,北青鵬が肩越しの左上手をとってから巻き替えて右下手,平戸海も頭をつけたり腰を振って上手を切ろうとしたり粘ったが,北青鵬がパワーでねじ伏せて寄り切った。

阿武咲が当たって両前まわし,朝乃山を寄ろうとしたが,朝乃山が下がりながらも巻き替えて豪快な右からのすくい投げで逆転。

明生が先に攻めていたが宇良が逃げ回り,明生が引くと今度は宇良がついていって宇良の押し出し。明生は悔しい負け方。

阿炎が諸手突きから突いて攻め,翔猿が体を一回転させてかわそうとしたが,阿炎の押し出し。

若元春と翠富士が押し合い,翠富士の体が低くなりすぎ,若元春のはたき込み。

大栄翔が一気の出足で攻め込んだが,錦木が土俵際で踏みとどまって左にかわし,錦木の引っ掛け。

豊昇龍が素早く左四つ,御嶽海を寄り切り。豊昇龍の完勝。

両者もろ差しねらいっぽい立ち合い,霧島が差し勝って右差し,琴ノ若が左からの小手投げ気味に引いたが,霧島がついていって寄り切った。決まり手は送り出しが取られた。霧島は動ける様子に見えた。

照ノ富士休場,正代の不戦勝。

 

面白い相撲が多かった。3関脇は全員3-1となった。