2022年大相撲五月場所十一日目

豊山が左おっつけ右喉輪で攻め,水戸龍を押し出し。

千代翔馬が一度つっかけ。二度目,千代翔馬が左四つ早く,荒篤山が振りほどいたが,そのまま千代翔馬が押し出し。決まり手は寄り切りがとられたが,まわしが完全に切れていたので押し出しが正しかろう。千代翔馬は中日に右足を負傷していたとのこと。

立ち合いからすぐに左四つがっぷり,明生が下手投げで崩そうとするが,錦木がこられて寄り倒し。

翠富士がもろ差しとなったが隠岐の海ががっちりと極めて極め出し。

栃ノ心が右下手で東龍が左上手,東龍が上手投げで栃ノ心の上手を遠ざけるが,栃ノ心がこらえてもろ差し,東龍が極めようとするがこれも栃ノ心がこらえ,東龍が外四つで粘ろうとしたが,東龍が寄り切った。東龍はいろいろがんばったが,あの上手投げや極め技は無理があろう。

千代大龍がかち上げで強く当たり,そのまま一気の出足で琴勝峰を突き出し。

照強が潜って低く攻め込み,妙義龍を押し出し。これも決まり手は寄り切りがとられた。よくわからない。

一山本が突いていったが腰が高く,志摩の海が崩れないと見るや引いてやや呼び込み,横に動くと足が流れて志摩の海の押し倒し。一山本の動きが固かった。

琴恵光が左四つで攻め込むと王鵬が巻き替えて互いに右四つ,琴恵光が左から絞って攻めて再び巻き替えて左四つに変わり,王鵬が突き放すが琴恵光が右下手をとってこらえてもろ差し,王鵬今度は抱えて極めたがやや緩く,琴恵光が懸命に振って左からのすくい投げ。

輝がはず押しで押していったが押しきれず,宝富士が左からの突き落とし。

 

佐田の海と若元春が左四つがっぷり,佐田の海が先に攻めて寄り倒し。佐田の海勝ち越し。

宇良が仕切り線から離れて立ち合い,碧山がややふわっとした立ち合いで宇良が深いもろ差し,碧山が左からの小手投げで呼び込み,宇良の寄り切り。宇良勝ち越し。

霧馬山が押し合いから左上手を取って頭をつけ,一度つって崩してから左四つとなって翔猿を寄り切り。霧馬山勝ち越し。

高安が押し合いから引いて呼び込んだが,北勝富士の足も流れて高安のはたき込み。物言いがついたが軍配通り。北勝富士負け越し。

大栄翔が猛烈に突いて攻め,琴ノ若が一度耐えて押し返したが,琴ノ若が引いて呼び込むと再び大栄翔が攻勢,大栄翔の押し出し。

豊昇龍が立ち合いから右四つ早く,隆の勝を捕らえてこれで豊昇龍かと思われたが,隆の勝が思わぬ下手投げをうつと豊昇龍があせって外掛けをかけたが技のかかりが甘く,隆の勝がそのまま寄り倒した。豊昇龍が組めたが左上手が浅すぎ,加えて思われていたよりも隆の勝が組んでも相撲がとれたのが敗因。

若隆景が両前まわしをとったが,御嶽海が絞ってこれを崩して右四つ,なおも御嶽海が寄りたてたが若隆景が左上手投げで打開して土俵中央に戻し,御嶽海右下手で若隆景左上手の双方半身で膠着,御嶽海が起こそうとするが若隆景がこらえ,さらに御嶽海がたぐって引っ張り込んだがかえって呼び込み,若隆景の寄り切り。熱戦。

両者低い立ち合いで貴景勝が当たり勝ち,そのまま遠藤を突き出し。

正代が立ち合い当たってすぐに引き,玉鷲を突き落とし。

阿炎が突いて攻めたが腰が高く,照ノ富士が押し返すと阿炎が引き,照ノ富士の押し出し。照ノ富士勝ち越し。

 

隆の勝が2敗で先頭,3敗は照ノ富士他多数。優勝ラインは3敗か4敗か。