大相撲名古屋場所初日

高安がぎっくり腰で休場。

 

石浦が潜っていこうとしたが低すぎ,一山本が下がって左からの波離間投げ。いきなりレア決まり手が出た。一山本が新入幕初白星。

千代の国と徳勝龍の激しい押し合い,徳勝龍が左四つで捕えて寄り倒し。

剣翔が左四つで捕え,千代ノ皇を右上手投げ。千代ノ皇は25場所ぶりの幕内とのことで,なかなかのカムバック場所である。

奄美が当たり勝って攻めたが宇良の引いた方向に行司がいて壁となり,宇良が立て直すと大奄美がなおも攻めたが,宇良が土俵際で左にかわして突き落とし。これは行司が勝負に影響を与えてしまった悪い例だろう。

輝と千代丸が互いに右四つ,輝の寄り切り。

琴ノ若がもろ差しをこじ入れ,栃ノ心を寄り切り。

照強が左から攻めて出し投げで崩し,魁聖を寄り切り。

玉鷲が立ち合い強く当たって一方的に攻め,志摩の海を押し出し。

碧山が英乃海を突き出し。

千代翔馬が右に変化したが宝富士ついていって互いに左四つ,土俵中央でやや膠着したが,千代翔馬が先に攻めて寄り切った。この形になったら宝富士かと思われたが。

 

霧馬山が強く当たって左からおっつけ,良い位置を引いて外四つ,妙義龍を寄り切り。これは霧馬山がよくとった。

阿武咲と豊昇龍が押し合い,なんと豊昇龍が押し勝って押し出し。

隠岐の海千代大龍を押し出し。

琴恵光が張り差しから攻めていったが,翔猿が右足を飛ばして切れ味鋭い蹴返し。お見事。

北勝富士が一度つっかけ。二度目も立ち合い合わず。三度目,北勝富士が攻め込んだが若隆景が左からいなして左上手,これで出し投げで崩したがまわしが切れ,北勝富士が裏を向いたので若隆景が攻めかかったが,北勝富士向き直って左から突き落とし。若隆景は勝てた相撲を詰めが甘くて落とした。

逸ノ城が右四つで捕えて御嶽海を寄り切り。逸ノ城の完勝。御嶽海はあれだけ捕えられるとどうにもならない。

正代が一方的に攻めて右差し,隆の勝を寄り切り。

大栄翔と貴景勝が押し合い,貴景勝が引いて左から突き落とし。

照ノ富士が攻めていくと遠藤が右を差したが,照ノ富士がこれを極めて遠藤が引っこ抜き,遠藤がこれで崩れて照ノ富士の寄り切り。照ノ富士が白星発進。

白鵬が張り差しから左四つ,明生が寄って攻め込んで外掛け,あわせて白鵬が右足を掛け返しての掛け投げ。白鵬が勝つには勝ったが,余裕は全く無かった。

 

場所前に勢と旭日松が引退した。