2021年大相撲初場所二日目

松鳳山が浅いもろ差しで中に入りかけたが,明瀬山がこらえて振って左からの小手投げ。明瀬山は,能町みね子氏が「腹が焼く前のパン生地に見える」と言ったことから今場所からあだ名が「パン」になり,勝つと「発酵してる」「パン祭り」と言われるようになった。

琴ノ若が左上手早く,右四つで佐田の海を寄り切り。

翠富士が当たってすぐに引き,豊山を肩透かし。

豊昇龍右下手で逸ノ城左上手,豊昇龍が打開せんと投げたりまわしを切ろうとしたが逸ノ城が上手でこらえ,そのまま逸ノ城が寄り倒した。

空海が時間前に立つかのような仕切り,しかし時間いっぱいで立ち合いはやや右に動き,照強を右小手投げ。決まり手は引き落としがとられた。これは天空海の作戦勝ち。

志摩の海が立ち合い強く当たって,そのまま琴恵光を押し出し。

碧山が一方的に突き放し,徳勝龍をはたき込み。

妙義龍が果敢に攻めて押していったが,霧馬山が回り込んで逃げ回り,妙義龍が低くなりすぎて霧馬山の肩透かし。

翔猿が上手くいなして崩し,竜電を押し出し。

 

両者頭で当たってゴツゴツと音が鳴る激しい押し合い,明生が低く押して体格に勝る輝を押し出した。熱戦。

隠岐の海がもろ差し,栃ノ心左上手をとるもさすがに耐えきれず,隠岐の海の寄り切り。

遠藤が当たってすぐに引き,玉鷲をはたき込み。玉鷲が脆かった。

御嶽海が懸命に押していったが,宝富士がこらえていなし,宝富士の寄り切り。

阿武咲が今日もすさまじい馬力で前進し,照ノ富士を押し出し。

隆の勝が攻め続け,琴勝峰も逃げ回ったが,隆の勝が追いきって押し出し。

両者頭で当たって押し合いになったが,貴景勝の足が流れて大栄翔のはたき込み。貴景勝は初日から2連敗で綱取りは非常に厳しい情勢となった。

朝乃山が一度つっかけ。二度目は北勝富士がつっかけ。三度目,朝乃山が右四つを作ろうと差しながら攻め,北勝富士を右からのすくい投げ。

正代が左を差して攻め続けたが高安が逃げ回り,正代が肩透かしにいくと高安が振りほどいて一度離れ,正代が再び左を差して攻めると高安これをたぐったがかえって呼び込み,正代の寄り倒し。