大相撲七月場所六日目

東龍がもろ差し,錦木が極めて抵抗したが,東龍が深く差して寄り切った。

照ノ富士の左上手が早く,右はまわしがとれなかったが思い切り絞り,琴勝峰を寄り切り。照ノ富士は密着して外四つにせずに,右はしぼっていくようになったのが膝の大ケガ前との差異か。

琴勇輝が立ち合い失敗,高安が琴勇輝を押し出し。

琴ノ若が低い立ち合いから電車道,千代丸を押し出し。

若隆景が左に変化して,佐田の海をはたき込み。

琴恵光がどんどん攻めていったが,松鳳山が回り込んで引いてはたき込み。松鳳山がよく逃げ回った。

大関対決。琴奨菊が一度待った。二度目は成立していたかのように見えたが,行司が止めた。三度目は栃ノ心が左に変化したが,これも行司が止めた。四度目,栃ノ心が右四つ早く,琴奨菊を上手投げ。これなら二度目で成立で良かった気が。

玉鷲が一度つっかけ。二度目,押し合いから妙義龍が引いて呼び込み,玉鷲の押し出し。

志摩の海と勢が押し合い,志摩の海が制して押し出し。勢はやはり20kgも減量したのは急激すぎたのでは。

石浦一度つっかけ。二度目,石浦が潜って両前まわしの良い位置,魁聖を切れ味鋭く左下手出し投げ。石浦の完勝。

炎鵬が潜って両前まわし,すぱっと千代大龍を左出し投げ。これも小兵,炎鵬の完勝。

 

竜電が一度つっかけ。二度目,押す竜電に突き放す阿炎,攻防あって竜電の突き落とし。

北勝富士が低く攻めたが低すぎ,徳勝龍が伝家の宝刀の左からの突き落とし。

碧山が一方的に突いて照強を突き出し。照強は膝を痛めている模様。

輝が押し勝って電車道豊山を押し出し。

両者良い立ち合い,隆の勝が左からおっつけて一撃で崩し,大栄翔を押し倒し。

遠藤左をたぐって右上手,正代左を差してすくい投げをうち投げの打ち合い,スっぽ抜けて両者一回転し,向き直ると遠藤が再び左をたぐったが,正代が体を預けて浴びせ倒し気味に押し出した。攻防がめまぐるしく変わった面白い相撲。

御嶽海が左四つで寄って崩し,隠岐の海を右から突き落とし。

霧馬山がいなして中に入り,もろ差しで貴景勝を捕らえて寄り切った。霧馬山会心の相撲。

朝乃山が右四つ早く,阿武咲を寄り切り。朝乃山の完勝。

白鵬が強く当たって電車道,宝富士を押し出し。