大相撲名古屋場所初日

千代丸が右四つで臥牙丸を寄り切り。
琴勇輝と錦木,突き合いから錦木が右からの突き落とし。
蒼国来が先に上手を取って右四つ,佐田の海が足をかけて抵抗したが,蒼国来が寄り切り。
豪風が先に攻めたが押しきれず,引いて呼び込んで宝富士の押し倒し。豪風は幕内在位82場所で,学生出身では最多タイとなった。
翔丸当たりが低すぎ,栃ノ心がはたき込み。
松鳳山が強い立合い,千代の国を押し出し。
千代大龍も立ち合い強く当たって右喉輪,隠岐の海を押し出し。
石浦変化して思い切り左に跳び,徳勝龍を上手出し投げ。
大栄翔と碧山が激しい押し合い,次第に碧山有利になり,大栄翔回って粘ったが,やはり碧山の送り出し。
阿武咲が立ち合い前まわしで,貴ノ岩を寄り倒し。
栃煌山低く入って逸ノ城を寄り切り。


輝が珍しく体勢低く攻めていったが,千代翔馬が動き回って粘り,千代翔馬のはたき込み。
宇良が低く入って押し込み,遠藤まわしをうかがうも取れず,宇良が押し切って押し出し。遠藤が黄金の締め込みで話題に。
立ち合い一度合わず。二度目,玉鷲が先に攻めると,勢が膝から崩れた。
北勝富士立ち合い低く高安のかち上げにこらえ,そのまま中に入ってもろ差し,高安を押し倒し。北勝富士会心の相撲。高安は新大関初日黒星。
栃ノ心先に右四つで豪栄道も右四つとなってがっぷり。栃ノ心先に攻めて引きつけ,豪栄道上手投げでまわしを切るも,そのまますっぽ抜けてしまい,栃ノ心のすくい投げ。
照ノ富士じっくり構えていたが,貴景勝潜って攻めると照ノ富士もろく,あっさりと土俵を割った。照ノ富士はまた膝が悪化したか。決まり手は押し出し。
鶴竜左四つ,正代すくい投げで抵抗したが鶴竜こらえ,鶴竜の送り出し。
御嶽海立ち合い強く,そのままもろ差しで入ると稀勢の里腰高,御嶽海の寄り切り。
両者低く鋭い立合い,日馬富士が攻め込んだが嘉風かわして裏につき,日馬富士なおも諦めず前を向こうともがいたが,嘉風油断せず寄り切った。
白鵬が右差しで左は抱え,琴奨菊を豪快に小手投げ。


横綱大関が黒星。荒れに荒れた初日である。