大相撲初場所千秋楽

稀勢の里休場だそうで。


東龍先に右上手を取ったが使えず,鏡桜左差しから寄り切った。
常幸龍時天空を寄り切り。
嘉風とったりから上手出し投げ,さらに押してとったりと攻め続けたが,千代鳳頭を下げて耐え続け,千代鳳が押し出した。これは千代鳳を褒めるべきだろう。千代鳳10勝目。
遠藤右上手を取って寄ろうとしたが攻め急ぎ,貴ノ岩まわしを切って下手出し投げ。貴ノ岩華麗な逆転劇。遠藤は今日負けたが,結果11−4で敢闘賞。
佐田の富士と大砂嵐左四つがっぷり,佐田の富士先に寄ったが大砂嵐こらえ,佐田の富士なおも攻めて大砂嵐のまわしが切れ,佐田の富士がすくい投げ。大砂嵐は9−6で終戦
里山右差し左おっつけも潜りきれず高安こらえて膠着,高安下手投げを打つと高安その下手をとったりでなおもこらえ,里山今度ははたくとこれが髷に入り,高安の腰が砕けて高安が倒れた。軍配里山も物言いがつき,長い審議。髷が入ったのは間違いないので,あとはこれがはたき込みに影響したかどうか。審判団は影響したと見て,里山の反則負けが取られた。里山はこれに勝ち越し・技能賞がかかっていたし,影響の度合いはあれだけ長い協議になるほど微妙なものであるから,これは里山が相当に気の毒である。北の富士の言う通り,取り直しでも良かったのでは。里山負け越し。里山は16枚目なので,これで十両陥落は悲惨すぎる。配慮を求めたい。
栃乃若が舛ノ山を寄り切り。
先に寄ったのは北太樹だったが土俵際攻め急ぎ,体を自ら崩して徳勝龍が逆転の寄り切り。北太樹負け越し,徳勝龍勝ち越し。
宝富士が翔天狼を寄り切り。翔天狼は2−13とすごい負けっぷりであった。
魁聖もろ差しで入り,がぶって臥牙丸を寄り切り。魁聖の方が小さいから中に入りやすかった,というのはほとんど見ない光景であった。魁聖勝ち越し。


富士東よく押して安美錦を押し出し。富士東,千秋楽にエンジンがかかっても遅い。
碧山今日は押して行けず,旭秀鵬中に入って右から豪快な下手投げ。すくい投げに見えたが,まわしを取っていた模様。
勢差し勝ってもろ差し,旭天鵬を一気に寄り切り。
千代大龍豪風押し合い,豪風いなして突き落とし。
豊ノ島左下手松鳳山右上手,寄り合いで攻防があり膠着,豊ノ島巻き替えると松鳳山あわてて体が崩れ,寄り切った。2分半超えの大相撲。
稀勢の里休場,琴奨菊不戦勝。稀勢の里は初のカド番。琴奨菊は結果不戦勝2つで9勝目。
玉鷲押して行ったが,栃煌山うまく勢いを殺して肩透かし。
豪栄道琴欧洲一度立ち会い合わず。二度目,豪栄道変化して琴欧洲をはたき込み。豪栄道勝ち越し。
白鵬鶴竜激しい差し手争い,鶴竜左差しから右を巻き替えてもろ差しで入り,高速で寄り倒した。優勝決定戦へ。
白鵬とったりで崩して左差し,白鵬鶴竜互いに左四つ,白鵬の方が体勢よく,鶴竜今回も巻き替えにいったがさすがに失敗,白鵬がじりじりと寄って寄り切った。


白鵬が28回目の優勝。