魁聖，舛ノ山を受け止めて右差しで寄り切り。魁聖二桁。
阿覧かちあげてからの徳勝龍をはたきこみ。
北太樹左差しでじりじり寄り，玉飛鳥右上手を狙うも届かず，北太樹右を巻き替えてもろ差し，引きつつ左下手投げ。玉飛鳥，地元で勝ち越しならず，負け越し。
豊響が常幸龍を押し倒し。常幸龍はまわしをとっていたが，こらえられず。
嘉風が翔天狼を押し出し。蒼国来は負け越し。
翔天狼が今日は突き押し，宝富士を押し出し。
隠岐の海と若の里互いに左差し，若の里巻き替えてもろ差しも浅く，隠岐の海が土俵際左からの首投げで逆転。若の里負け越し。
もろ差し狙いの豊ノ島に頭を付けて遠ざける玉鷲，出てきた玉鷲をいなして豊ノ島が送り倒し。玉鷲負け越し。
琴勇輝と富士東激しい押し合い，琴勇輝が押し勝って押し出し。
旭天鵬右差し，大道を寄り切り。大道１３連敗。
臥牙丸押しきれず，佐田の富士下がりつつ左からのすくい投げ。
高安変化して碧山をはたき込み。碧山もさすがにこの変化は頭に無かっただろう。碧山３敗目。
松鳳山突き起こし，安美錦をそのまま突き出し。
豪栄道やや左に変わって勢を寄り切り。
妙義龍差させず，妙義龍が終始押し込んで栃煌山を押し出し。
千代大龍押して行ったが鶴竜右前まわしをとってこらえ，組んで寄り切った。鶴竜勝ち越し。
琴奨菊今日は立ち会い完璧，左前まわしの右四つで時天空を寄り切った。この立ち会い，なぜ毎日できない。昇進したときはできてたのに。琴奨菊も勝ち越し。
日馬富士突き刺さっていくも威力を欠き，稀勢の里受け止めてから左のおっつけで崩し，組みに行ってそのまま寄り倒した。稀勢の里二桁。
白鵬立ち会い当たってすぐのとったり，琴欧洲これに耐えると少し間合いをとり，白鵬再度とったりに行って崩し，左上手をとって寄り切った。白鵬は速攻が多く，立ち会いからのとったりは予想がついていたが，変化ではなく当たってからのとったりは少し意外であった。だからこそ琴欧洲も予想を外し，立ち会いでぶつかりきれなかったのであろう。それでも組みに行かず，とったりにこだわったあたりを鑑みるに，やはり右脇腹のダメージは大きかったのだろうと思われる。いずれにせよ白鵬の地力・作戦がケガのハンデを覆した。琴欧洲もあっさりやられなかったことは評価できる。
というわけで，白鵬が１３勝，１３日目で２６回目の優勝を決めた。
