大相撲九月場所十二日目

佐田の富士やはり突きに威力を欠き,富士東左四つに組むと投げの打ち合い,富士東が投げ勝って右上手投げ。佐田の富士は3−9で陥落濃厚だが残当
天鎧鵬が今日は腰が重く,玉鷲を寄り倒し。本当に波が激しい。
隆の山,嘉風の右腕をたぐって崩し送り出した。5−7で踏みとどまっている。
若荒雄久しぶりにいつものアレで千代大龍を突き落とし。
旭天鵬張り差しも高安崩れず,旭天鵬差せず高安引いて仕切り直し,高安右差しで入ろうとするが旭天鵬嫌がり,高安差し替えて左差し右上手,この上手がきいて寄り,上手投げ気味に寄り切った。旭天鵬2敗に後退,高安2敗維持。今場所の高安は本当に良い。
大道が木村山を押し出し。
旭日松押すと隠岐の海応戦して突き合い,隠岐の海が長い腕を生かして制し右から差そうとしたが,旭日松さっとひいて肩透かし。これはかなり格上に勝ったと言ってよい(入門時期はほぼ同じらしいが)。
雅山が宝富士をはたき込み。
手つき不十分で何度も止められてちょっと嫌な空気。4度目の立ち会い,翔天狼が北太樹を引き落とし。止められていたのが翔天狼の手つきだっただけに,なんとも言えない雰囲気。
時天空左差し,若の里まわしがとれず左から抱える体勢。時天空足を飛ばすと若の里が逆に右上手,さらに左からすくい投げで崩し最後は突き落とした。


朝赤龍と舛ノ山は投げの打ち合いで同体取り直し。舛ノ山相当疲弊している。二度目,朝赤龍が左に変化して上手投げ。
安美錦豊真将の押し合い,豊真将が押し勝ち左を差して寄り切り。
松鳳山突き起こすと阿覧呼び込んでしまい,松鳳山の押し出し。
魁聖豪風を押し出し。魁聖6−6,勝ち越せるか。
豊ノ島潜って碧山を押し出し。このあたりはさすがに豊ノ島がうまい。
栃ノ心左に変化して臥牙丸を上手投げ。なんともあっけなさすぎる相撲。
豊響猛然と押していくが稀勢の里左四つで捕え,やや時間はかかったが寄り倒した。
日馬富士立ち会いから突いていき,豪栄道に何もさせず土俵の中で突き倒した。日馬富士の当たりが良かったというより,豪栄道の足がそろって重心が崩れている。
鶴竜立ち会い低すぎ栃煌山がはたくと決まりかかったが,栃煌山はたきが中途半端で鶴竜が残って押し込み,鶴竜が寄り切った。鶴竜大関昇進後初の10勝目,不用意な負けが1番あったが,やはり今場所の台風の目になりそうである。
白鵬左からの張り差しに右からのショルダータックルで妙義龍が脳震盪を起こし崩れ落ちた。