2023年大相撲五月場所三日目

王鵬が押していったが,湘南乃海が右にかわして突き落とし。

輝が右差し左おっつけで攻め,剣翔を押し出し。

一山本が諸手突きから突いていったが,水戸龍が引いてはたき込み。

千代翔馬がやや右にずれる立ち合い,妙義龍がついていって押し合い,妙義龍が右上手をとって寄り切り。

朝乃山が立ち合い強く当たって右四つになりかけたが足が追いつかず,土俵際で琴恵光がかわして右からの突き落とし,軍配琴恵光で物言い。スロー映像で見ても際どい。やや長い協議となり,軍配差し違えで朝乃山の寄り切り。同体取り直しでも良かったと思われる。

碧山が立ち合いで左上手をとって頭をつけたが,北青鵬が右下手をとって下手投げで崩し,北青鵬の寄り切り。

大翔鵬が立ち合い当たり勝って右四つ,宝富士を寄り切り。

阿武咲と竜電が激しい押し合い,竜電が左からのおっつけで押し崩し,次第に右四つの形をつくって寄り切り。

隆の勝が押して攻めていたが,平戸海が左上手をとって逆襲,右下手もとって平戸海の寄り切り。

北勝富士が先が攻めて押し込んだが,佐田の海が土俵際でこらえて上手く右にかわし,佐田の海のはたき込み。

 

玉鷲が喉輪から突き起こして攻めたが突ききれず,御嶽海が粘って押し返し,御嶽海の押し出し。今日は御嶽海にしては粘りがあった。

互いに押し合い引き合う攻防ある展開,明生が押し勝って金峰山を押し出し。

琴勝峰が右四つで捕らえようとしたがまわしに手が届かず,宇良が機敏に左にかわして肩透かし。

錦富士が低く攻め込んだが,琴ノ若が柔らかく受け止めて右からの上手投げ。琴ノ若の懐が深い。

豊昇龍が低い立ち合いだが低すぎ,翔猿が右に変化気味に立ってはたき込み。豊昇龍は突っ込みすぎた。

阿炎が諸手突き,霧馬山がかまわず前に出て押し込んだが足が流れ,阿炎が下がって引き落とし。

両者左四つ,正代が左から振って崩して巻き替えてもろ差し,これで寄っていったが,若元春が土俵際で得意の左からの突き落としで逆転。短いが両者良い相撲だった。

錦木が一度組み止めて左四つ,大栄翔が右上手投げで回り込んで切り離し,今度は大栄翔が押して攻めて押し出し。大栄翔がよく脱出した。

貴景勝が今日は懸命に突き続け,翠富士もよく粘ったが,貴景勝が突き勝って押し出し。

立ち合い当たってすぐに照ノ富士が遠藤の左をたぐって崩し,遠藤がくるっと一回転してかわしたところを照ノ富士が押して押し出し。

 

ここまで三日間,良い相撲が多い。