大相撲名古屋場所十四日目

逸ノ城と東龍右四つがっぷり,攻防ある熱戦となったが,逸ノ城が馬力で寄り切った。東龍が右膝を負傷。かなり重傷の模様。逸ノ城十両優勝リーチ。
あわせて77歳対決。若の里がもろ差しをこじ入れると旭天鵬抱えて極め出そうとしたが,旭天鵬振って崩そうとすると若の里こらえて振り解き,そのまま押し出した。旭天鵬負け越し。なお,旭天鵬は幕内出場1379回で史上単独3位に。
時天空佐田の海の足技対決,がっぷり右四つから時天空が右足で内掛け。佐田の海負け越し。
隠岐の海左膝の負傷で休場,豊ノ島不戦勝。隠岐の海は6−9で確定したが,13枚目なので幕尻で残留か。
宝富士が臥牙丸の突進を受け止めて左からすくい投げ。今場所は臥牙丸に終始圧力が無かった。臥牙丸は15枚目で5−9なので陥落濃厚。宝富士勝ち越し。
北太樹が速攻で攻めたが千代丸まわりこんでかわし,千代丸の押し出し。千代丸勝ち越し。
千代大龍が猛烈に押していったが,荒鷲土俵際かわして右をとったりで逆転。
旭秀鵬が栃乃若を押し出し。
妙義龍が蒼国来を押し出し。妙義龍は二桁。蒼国来は7−7。
遠藤が豊響の突進を組み止めて右からさっと上手投げ。これは意外な結果だが,今日の遠藤はいい立ち会いだった。決まり手は突き落としと発表されたが,まわしに手がかかっていたのでどう見ても上手投げだと思う。遠藤7−7。


常幸龍豪風を押し倒し。豪風は膝が入って自滅。常幸龍は初の幕内二桁。
大砂嵐のかち上げから嘉風と両者激しい突き合い,嘉風入りかけたが大砂嵐警戒しており右から抱え,強烈な小手投げ。大砂嵐7−7で,明日は妙義龍戦。妙義龍は実力者だが,先場所までの2戦はともに大砂嵐が勝っている,どうなるか。嘉風負け越し。
勢が徳勝龍を押し出し。
魁聖松鳳山を突き倒し。
安美錦引いて呼び込んでしまい,千代鳳が押し出し。
碧山が玉鷲を突き落とし。あっけない相撲が続く。嵐の前の静けさか。
豪栄道右から差して展開しもろ差し,照ノ富士必死にこらえたが豪栄道がそのまま寄り切った。
琴奨菊鋭い立ち会い,高安を左四つで捕え,一気に高安を寄り切った。琴奨菊2敗維持,高安は3敗に後退。
白鵬鶴竜立ち会いから右四つがっぷり,激しい巻き替えあいがあって鶴竜もろ差し,しかし鶴竜引きつて寄ろうとするると,白鵬巻き替えて右四つに戻し,こうなると白鵬万全で寄り切った。熱戦。白鵬は2敗維持,鶴竜は4敗に後退。
一度目あわず,二度目,日馬富士一気の出足で稀勢の里を押し出した。稀勢の里が昨日と全く出来が違いすぎる。


琴奨菊白鵬が2敗で並走。高安は3敗。