大相撲大阪場所十一日目

今日の前半は打って変わって熱戦が多い。
白鵬は昨日で連続37場所二桁白星で,最多タイらしい。


大岩戸と佐田の富士,激しい突き合いの熱戦となり,最後は佐田の富士が体格差で勝って押し出し。
舛ノ山と常幸龍も押し合いになりかけたが,舛ノ山死に物狂いの猛攻で押し出した。勝ったのに土俵中央で瀕死の仁王立ちになっているあたりが,とても舛ノ山らしい。
宝富士がうまく若の里を封じ込めて寄り切り。
嘉風がうまくまわりこんで双大竜を押し倒し。双大竜負け越し。
富士東が押し勝って大道を押し出し。富士東勝ち越し。これはそういう印象が無かったので意外。
豊響一気に攻めていったが旭天鵬土俵際はたき,微妙なところながら軍配豊響,審判団顔は見合ったようだが物言いつかず,軍配通り。だから,何人かの審判が不安なら確認の物言いをつけるべきだと。
隠岐の海もろ差しで寄ると千代の国首投げ,隠岐の海かなりぐらついたが攻め急がずこらえ,足を取って崩して寄り切り。隠岐の海が2敗維持。
翔天狼突き放したかったが北太樹組み付き寄り切った。北太樹勝ち越し。
臥牙丸良い当たりで玉鷲も応戦,玉鷲右上手で捕まえて投げると臥牙丸大きく揺れたがこらえ,臥牙丸寄ると玉鷲再度の上手投げ,かなり苦しい体勢だったがなんとか投げ切って勝った。
豪風魁聖を肩透かし。やはり今場所の魁聖はもっさりである。勝ち名乗りがあってからの物言いという珍事があり,髷をつかんだのかどうかの確認があったが,軍配通り。


碧山立ち会いは良かったが,阿覧が思い切りよく左に動いてはたき込み。
妙義龍が勢を押し倒し。妙義龍の腰が重かった。
安美錦松鳳山を押し出し。
高安立ち会い変化したが失敗,栃煌山もろ差しで寄り切り。今日の高安はダメダメ。
栃ノ心把瑠都右四つがっぷり,強烈な引きつけ合いから把瑠都が寄り切り。
時天空鶴竜右四つがっぷり,時天空内掛け,二枚蹴りと仕掛けていったが逆に崩れ,鶴竜の寄り切り。時天空は久々の上位戦で奮戦したが,負け越し。
稀勢の里豊ノ島を押し出し。
白鵬当たってから左に動いたが琴奨菊引いて戻し,琴奨菊中に入りかけて白鵬引いたがすぐにあわせて左差し,ここから崩して寄り切った。あそこでカウンターで左を差せるから白鵬は強い。
豪栄道左差しも日馬富士右上手ががっちり,日馬富士やや慎重に攻めて寄り切った。日馬富士勝ち越し。