大相撲名古屋場所十日目

国会中継と台風のせいで中継はわずか45分。


芳東,栃乃洋の左上手を嫌いながらの右差し→もろ差しで寄り切り。
高見盛今日はうまく左上手をとって上手投げ。
富士東低く当たって休まず突き続け高安を押し出し。いい相撲をとった。富士東新入幕勝ち越し。高安はまたもおあずけ。
北太樹低く当たり左下手右前回し,木村山を寄り切り。木村山は捕らえられて何もできなかった形。
磋牙司も低い当たりでうちに入り,宝富士が呼びこんで押し出し。
豊真将押しきれないと見るや勢い良く引いて栃乃若を突き落とし。
栃煌山もろ差しが入り豊響を寄り切り。豊響はなぜまわしを取りに行ったのだろうか,それも外四つの。負けにいったようにしか見えないが,星をやり取りする状況でもない。栃煌山は番付から見れば当然の勝ち越し。
翔天狼電車道時天空を押し出し。
当たりは玉鷲だったが朝赤龍もろ差し,このまま寄り切るかに見えたが朝赤龍も足が追いつかず,きわどいところで玉鷲が残った。決まり手は小手投げだが,投げてはなかろう。
今日は雅山がいなされて若の里が送り出し。


隠岐の海阿覧を極めて出ようとしたが,阿覧が逆にすくい投げ。
臥牙丸豪風の腕を封じながらうまく押し出した。
魁聖やや苦しい体勢ながら,馬力で安美錦を寄り切り。
豪栄道当たれたのに呼びこみ,旭天鵬外四つで寄り切ろうとするも豪栄道がうっちゃって再度逆転。調子悪いもの同士のよくわからない取組である。しかし,物言いがつかない綺麗なうっちゃりであった。旭天鵬は,うっちゃりは豪栄道の得意技ではあるので,気をつけておくべきではあった。
嘉風撹乱するも栃ノ心横の動きについていきはたきこみ。
鶴竜豊ノ島,意外にも突き合いにになり,さらに意外にも豊ノ島がなかなか崩れず,土俵際豊ノ島がいなして送り出し。鶴竜はまさか相手が張り返してくると思わずあわてた形。
把瑠都張り差しきかず琴奨菊もろ差し,把瑠都肩越しのまわしで抵抗するも琴奨菊がぶって切り,右から下手投げをうつと把瑠都が側転した。琴奨菊,見事な一番である。琴奨菊勝ち越しだが,彼の目標はあと4勝だろう。白鵬が厳しいとすると,実質残りを全勝で終わらせなければならない。
琴欧洲組みにいったが逆に魁皇が嫌い,ならばと琴欧洲が突いていくと魁皇逃げまわり,最後は腰が砕けて崩れた。この取組を見ると,魁皇引退もやむなしである。
日馬富士鋭く当たって左四つでとらえ,若荒雄を上手捻り。初顔だったらしい。
白鵬黄金の左が入り稀勢の里を上手投げ。


白鵬日馬富士のみ全勝。
魁皇は引退の意向。引退記事の準備をせねばなるまいか。