栃乃洋今日も左から強烈なすくい投げ。これで初日から６連勝。
霜鳳右差しもまわしに手がかからず，木村山が押し出し。霜鳳も不調である。
隠岐の海が雅山の圧力を食い止め左四つ，右上手で崩しながら寄り切り。
高見盛と翔天狼，四度立会い合わず。五度目も正直合ってなかったが，無理やり成立させて翔天狼が一方的に踏み込み，押し出した。これはひどい。
北太樹がうまく体を入れ替え，押してきた若の里と形勢逆転，寄り切った。北太樹の回りこみと直後のまわしが早い。若の里の連勝は途切れた。
臥牙丸の立会いやや前傾姿勢，時天空がいなすとすぐに崩れた。
豪栄道突き落としで朝赤龍に勝った。これも豪栄道の一つの持ち味ではある。
徳瀬川と旭天鵬，右四つがっぷりから徳瀬川の寄り切り。ややユルフンに助けられたところはある。
嘉風勢いよく出たが安美錦はたき，極めて判別の難しいところで物言いが付き，結果軍配通り安美錦が残した。
鶴竜と豊ノ島，鶴竜が突き豊ノ島が引く珍しい展開だったが，鶴竜が冷静に押し切った。
稀勢の里立会いから失敗し琴奨菊が綺麗に立つと一旦がぶり寄り。右の上手がとれていなかったため寄りきれず稀勢の里残す。しかし，稀勢の里の側も今更何も出来ず，腰が浮くと琴奨菊が上手もとって再度がぶり寄りで寄り切った。
豊真将が離れてとり，魁皇は極めたりたぐったり動きを止めようとしたが，長期戦になると次第に腰が高くなり，豊真将が左からすくうと倒れた。豊真将非常にうまい相撲。左差しは予定外の動きだったとのこと。まあそうだろう。
日馬富士立会い鋭くそのまま行くようにも見えたが，立ったところで動きが止まり玉鷲が押し返した。土俵際のとったりも不発。立会いの相撲で軽い脳震盪を起こしたのではないか，という北の富士の推測。玉鷲は大関戦初勝利とのこと。
「憂いを帯びた大関」と言われてしまった琴欧洲。栃ノ心とがっぷり右の相四つ，琴欧洲が左上手からぶん投げた。栃ノ心は右の相四つでは勝てない相手がいるということをそろそろ学ぶべき。大関連敗の空気を断ち切った。
把瑠都張り差しから離れてとろうとしたが，張り手で開いた腋に栃煌山が潜り込み窮地，肩越しにまわしをとってしのぎ，強引な首投げで崩し最後は小手投げ。把瑠都の良い所と悪い所が両方出た。栃煌山は惜しい。これで負けたのならばもう仕方ない。
白鵬，今日は立会いでは仕留められず一度引いた後，さっともろ差しで入り阿覧を寄り切った。白鵬がもろ差しとは珍しい。
