2022年大相撲五月場所十四日目

宇良が昨日の相撲で左足を負傷して休場。

 

水戸龍が立ち合いで右四つで捕らえ,荒篤山を寄り切り。

翠富士が差し勝って深い右下手で左前まわし,何度も右下手投げをうって投げきった。翠富士勝ち越し。千代翔馬負け越し。

輝が攻め込んだが,土俵際で隠岐の海が右からの突き落とし。隠岐の海勝ち越し。

互いに左四つ,妙義龍が先に仕掛けて琴勝峰を肩透かし気味の左すくい投げ。琴勝峰負け越し。

千代大龍が立ち合い強く当たって一気の出足,志摩の海を押し出し。千代大龍は6場所ぶり勝ち越し。志摩の海7-7。

宝富士が差し勝って左四つ,豊山を寄り切り。豊山負け越し。

琴恵光が立ち合いで左上手をとり,力強く東龍を寄り切り。

一山本と若元春が互いに右四つで上手がなく,若元春が巻き替えてもろ差しになると一山本がそこを寄っていき,若元春が土俵際で粘ったが一山本が勇み足気味に土俵を割った。物言いがついたが軍配通りで,決まり手はうっちゃり。

翔猿が中に入ろうとして下から攻め,王鵬が突き放すが突ききれず,王鵬が引いて呼び込むと,翔猿が攻め続けて突き出し。翔猿らしい相撲であった。王鵬はあんなに引いたら相撲にならない。王鵬負け越し。

明生と遠藤が激しい押し合い,明生の押し倒し。明生4場所ぶりの勝ち越し。遠藤負け越し。

錦木が当たり勝って一方的に攻め,北勝富士を押し出し。錦木は初土俵から休場無く1000回目の出場で,記念を目の覚めるような白星で飾った。錦木が7-7。

 

玉鷲が突き放して攻め,左からいなして栃ノ心を送り出し。玉鷲勝ち越し。

霧馬山と隆の勝が互いに左下手,霧馬山が攻めあぐねて焦って左からの強引な外掛け,これで自らが崩れて隆の勝が右からの突き落とし。隆の勝が3敗維持。

高安張り差しで照強がけたぐりと互いに正面から当たらず,高安が左四つをうかがって攻めると照強が引いて高安の右をたぐったが,高安がついていって突き落とし。

碧山が突いていったが豊昇龍がかいくぐって中に入り,碧山が振りほどこうとして裏を向き,豊昇龍の送り出し。豊昇龍勝ち越し。豊昇龍は口の中が切れて出血。

大栄翔と佐田の海が押し合い,大栄翔がさっと引いてはたき込み。佐田の海が4敗に後退。大栄翔が10勝目。

宇良が休場,若隆景の不戦勝。若隆景勝ち越し。

阿炎が左上手をうかがう奇襲の立ち合い,しかし琴ノ若がむしろ突き放すと,阿炎も横に動きながら応戦するが,琴ノ若が土俵際で左から強烈な突き落とし。琴ノ若勝ち越し。阿炎が7-7。

貴景勝が低い立ち合いから一気の出足,電車道で御嶽海を押し出し。御嶽海負け越し。貴景勝が7-7。

照ノ富士がすぱっと差し勝って左四つ,正代を寄り切り。

 

3敗が隆の勝と照ノ富士で,4敗が佐田の海と大栄翔となった。大本命は当然照ノ富士だが,様々な決定戦の可能性がある。