2022年大相撲五月場所九日目

翠富士が突き起こして中に入ると千代の国が右上手をとって捕らえ,千代の国が外四つで寄っていったが,翠富士が左からのすくい投げで逆転。物言いがついたが軍配通り。

王鵬が押し合いを制して荒篤山を突き出し。荒篤山は負け越し。

明生が前まわしをうかがって攻勢,千代大龍が思わず引いて,明生の寄り倒し。

両者頭で当たって輝が当たり勝ったが,佐田の海がすかさず右を差して攻め込み,土俵際で体が離れて佐田の海の押し出し。

一山本が諸手突きから突き続け,千代翔馬を突き出し。

琴勝峰が押し込んだが土俵際詰めを誤り,東龍が押し返して土俵中央まで戻すと今度は右四つ,琴勝峰が良い形だったが左上手投げで呼び込むと,東龍が左上手をとって頭をつけてやや膠着,東龍が寄るとまわしが切れたが琴勝峰のスタミナが切れ,東龍のはたき込み。1分超の長い相撲。

豊山が左からいなして中に入らせず,照強を送り出し。照強はやはり左肘が痛そう。

両者頭から当たって押し合いから頭四つ,妙義龍が右前まわしをとったが志摩の海が強烈に左からおっつけ,これで妙義龍が苦しくなってそのまま志摩の海が左からの突き落とし。

琴恵光が中に入りかかって右四つ,しかし碧山が豪快な左からの小手投げ。

宝富士が今日は左四つ早く,錦木を寄り切り。宝富士は初日からの連敗を脱出。

 

栃ノ心が右四つとなり,若元春を寄り倒し。決まり手は浴びせ倒しがとられた。若元春は差し負けたのが痛い。

隠岐の海が左を差したが,宇良が強烈に右からおっつけて崩し,宇良の押し出し。

遠藤が下から突き起こし,玉鷲を押し出し。玉鷲は腰が高かったか。

北勝富士が突き起こして攻めたが,土俵際で琴ノ若がこらえて右からの突き落とし。かなり際どかったが物言いつかず。確認のための物言いがあっても良かったのでは。

大栄翔が突いて攻めたが,霧馬山が大栄翔の左をたぐって崩し,霧馬山が押し返して押し出し。

高安が立ち合い強く当たって押し込んだが,豊昇龍が右にかわしてとったり。豊昇龍お見事。

阿炎が突き放そうとしたが正代がかまわず前進し,正代の押し出し。今日は強い正代だった。

隆の勝が頭から当たって左からのはず押しと右差し,御嶽海がこらえられず隆の勝の寄り切り。

突き放したい貴景勝と絡みつく若隆景で攻防があり,若隆景が機敏にはたき込み。

翔猿が中に入ろうとするが照ノ富士が極めるとふりほどき,二・三度これが続いた後でとうとう照ノ富士がっちりと捕らえ,照ノ富士がつってからの極め出し。