大相撲七月場所十二日目

貴景勝休場。実は八日目から左膝が痛く,勝ち越し後はすぐに休場する予定だったとのこと。

 

千代丸が突き放そうとしたが翔猿が中に入ってもろ差し,千代丸を左下手投げ。

若隆景が右から絞って攻め,最後は両前まわしになって錦木を寄り切り。若隆景勝ち越し。

松鳳山もろ差しで栃ノ心外四つ,引きつけ合いから松鳳山右下手投げ,栃ノ心合わせて左下手投げ,両者同時に飛んで軍配松鳳山,確かに松鳳山がわずかに有利に見えた。物言いがついて協議の結果,同体取り直し。松鳳山の勝ちでもよかった気はするが,妥当判断だろう。二度目,今度は離れて取る展開で栃ノ心のはたき込み。

佐田の海が右四つ,魁聖は上手が取れず,佐田の海が左上手出し投げ。

琴奨菊一度つっかけ。二度目,ややふわっとした立ち合いで妙義龍が左に少し変化,妙義龍がもろ差しとなって,琴奨菊を寄り切り。妙義龍勝ち越し。

玉鷲が懸命に突き放すと,照ノ富士もまわしをうかがいながら張り手で応戦し,照ノ富士が右からおっつけて崩し,結局離れたまま照ノ富士の押し出し。照ノ富士が1敗維持。

高安が強く当たって左四つ,勢を右上手投げ。

石浦左に変化したが琴勇輝がついていき,琴勇輝の押し出し。石浦負け越し。

両者頭をつけての押し合い,志摩の海は左からおっつけて崩し,千代大龍を左からの突き落とし。志摩の海お見事。

照強が思い切り潜って琴勝峰を足取り。照強の上手い立ち合いだった。

 

徳勝龍が左四つで寄っていったがまわしがなく,琴恵光が左の腕を返して崩し,そのまますくい投げ。

隆の勝が強く当たって押し込み,竜電が土俵際でもろ差しとなったが,隆の勝が右上手投げで崩して寄り切った。

阿武咲一度つっかけ。二度目,碧山が当たってすぐに引いて阿武咲をはたき込み。阿武咲12連敗。

遠藤が一度突き放してから右四つ,宝富士を寄り切り。

離れて取る展開,豊山が押し切って霧馬山を押し出し。豊山2勝目。

隠岐の海と輝が短い押し合い,隠岐の海が右からの突き落とし。

炎鵬が中に入ろうとしたが正代が抱え,そのまま極め出し。

貴景勝休場,大栄翔不戦勝。大栄翔勝ち越し。

朝乃山右から差したがまわしがとれず,右から腕を返してそのまま北勝富士をすくい投げ。

白鵬張り差しから右四つ,これで万全の寄りかと思われたがやや足が流れ,御嶽海が土俵際で切れ味鋭い突き落としで逆転。白鵬が連敗。

 

朝乃山・照ノ富士が1敗で先頭に立ち,白鵬が2敗に変わった。