大相撲七月場所十一日目

千代翔馬一度つっかけ。二度目,千代翔馬が左に動いたが錦木が押し込み,千代翔馬がはたいて軍配千代翔馬だったが物言いがついた。簡単な協議の結果,軍配差し違えで錦木の押し出し。千代翔馬十両1で負け越し。

千代丸が一度つっかけ。二度目,若隆景が鋭い立ち合いから押し込み,千代丸を押し出し。千代丸負け越し。

照ノ富士栃ノ心が右四つがっぷり,引きつけあって力の入る熱戦となったが,栃ノ心が寄ろうとすると照ノ富士栃ノ心の上手を切って形をつくり,照ノ富士が腕を返して寄り切った。膂力は互角か栃ノ心にやや分があったが,相撲そのものは照ノ富士が勝り,総合力で照ノ富士に軍配があった。

志摩の海と松鳳山が押し合い,志摩の海が制して押し出し。

琴勇輝が諸手突きから突ききって,妙義龍を突き出し。琴勇輝の完勝。

琴恵光が低く攻めて押し,右四つとなって勢を寄り切り。勢は右四つになった時には遅かった。

玉鷲と琴勝峰が突き合い,玉鷲が突き勝って突き倒し。玉鷲の勝ち越し。

高安が立ち合い当たり勝って千代大龍を突き出し。高安が久しぶりに良い立ち合いを見せた。

立ち合い一度合わず。二度目,石浦が低い立ち合い,佐田の海が受け止めてはたき込み。

魁聖が押していって優勢,徳勝龍が魁聖の右をとったり,魁聖が抜いて逃げて右四つ,魁聖の寄り切り。

 

両者低い立ち合い,琴奨菊が右差し左おっつけ,照強を寄り切り。琴奨菊が低さで負けなかった。琴奨菊勝ち越し。

離れて取る展開,阿武咲が懸命に突いていったが,竜電のはたき込み。竜電が鼻から出血。阿武咲は全敗継続。

隆の勝一度つっかけ。二度目,炎鵬が潜って隆の勝を押し出し。隆の勝は立ち合いのタイミングを外された感じ。

豊山が立ち合いから押していったが,碧山が押されながらもろ差し,腕を返して逆襲し,碧山の寄り切り。

遠藤と霧馬山が離れて取る展開,遠藤がたぐって崩して突き落とし。

宝富士右上手で左は差せず,隠岐の海右から絞って抵抗,宝富士が無理に寄っていくと,隠岐の海が右から突き落とし。隠岐の海が誕生日に勝利。

北勝富士が当たってすぐに引き,正代を右からの突き落とし。正代が3敗に後退。

朝乃山が強く当たってもろ差し,輝を寄り切り。

御嶽海が一度待った。二度目,貴景勝が一気の出足,御嶽海が土俵際ではたいたが,貴景勝の押し出し。かなり際どかったが,軍配貴景勝で物言いつかず。貴景勝は勝ち越しでカド番脱出。

大栄翔が強く押し込むと白鵬の足が滑り,白鵬慌てて向き直って組みに行くが大栄翔が左からいなすと白鵬が崩れ,大栄翔の押し出し。白鵬が1敗に後退。

 

白鵬・朝乃山・照ノ富士が1敗で並び,2敗が不在で優勝争いが3人に絞られた。