大相撲春場所十一日目

千代丸が再出場。熱は蜂窩織炎によるものだった。そのまま休場していた方がいいのでは……

 

碧山が一方的に突いて,琴ノ若を突き出し。碧山は10勝目。

琴奨菊が諸手突きから右四つ,がぶって千代丸を寄り切り。琴奨菊は幕内708勝目で史上単独8位に。

奄美と勢が互いに右四つ,勢が右下手投げで崩し,勢の寄り切り。

照強が低い立ち合いで中に入り,東龍を押し出し。

魁聖が右四つで捕え,千代大龍を寄り切り。

明生が上手くいなして佐田の海を引っ掛け。佐田の海負け越し。

隆の勝が強く当たり,石浦が引いて呼び込み,隆の勝の押し出し。

霧馬山が当たってすぐに左に動いて錦木の裏につき,錦木を左からの送り投げ。やや珍しい決まり手。錦木負け越し。

松鳳山が張り差しから張り手で離れて取る展開,しかし志摩の海が押し返して押し出し。

玉鷲が前のめりに攻めて,栃煌山がはたき込み。玉鷲負け越し。

 

栃ノ心が右に変化して,輝をはたき込み。

豊山が右から強烈に絞って宝富士の左を差させず,そのまま押し込んで押し出し。豊山が良い相撲。

徳勝龍が一度つっかけ。二度目,徳勝龍が攻めていったが,炎鵬が土俵際で右にかわして突き落とし。軍配炎鵬で物言いがついたが,軍配通り。

隠岐の海が一度つっかけ。二度目,隠岐の海がさっと左四つで捕え,妙義龍を寄り切り。妙義龍負け越し。

大栄翔が押し勝ったが,御嶽海が土俵際でかわして送り出し。

阿武咲が先に攻めたが遠藤がまわしを引こうとして,阿武咲が引いて呼び込み,遠藤の寄り切り。阿武咲が捕まるのを怖がって引いてはいけなかった。

朝乃山が差し勝ってもろ差し,竜電を寄り切り。朝乃山の強い相撲だった。

貴景勝が先に攻めたが,阿炎が土俵際でいなしてかわし形勢逆転,阿炎の押し出し。貴景勝の身体が明らかに鈍い。

離れて取る展開,鶴竜が押し勝って正代を押し出し。

北勝富士が一度つっかけ。二度目,白鵬が一気の出足,北勝富士を押し出し。北勝富士がものすごい勢いで吹っ飛んでいった。