大相撲初場所十二日目

十一日目終了時点で平幕2人がトップを並走しているのは,長い長い大相撲の歴史でも64年ぶりとのこと。

 

東龍が一度つっかけ。二度目,勢が左からおっつけて崩し,東龍を送り出し。

照強が潜り込んだがさすがに低すぎ,志摩の海のはたき込み。

剣翔が立ち合いから一気の出足,琴恵光は土俵際でもろ差しとなったが手遅れ,剣翔のはたき込み。剣翔今日は足が出ていた。琴恵光10敗目。

輝と徳勝龍が互いに左四つ,輝が先に攻めて寄っていったが,徳勝龍が土俵際で強烈な右からの突き落とし。徳勝龍が1敗維持。

霧馬山が当たってから左からおっつけていなし,裏について佐田の海を送り出し。霧馬山勝ち越し。

石浦が潜ろうとしたが魁聖突き放そうとし,石浦魁聖の左をたぐって回り込み,魁聖が向き直ると石浦が中に入ってもろ差し,石浦の寄り切り。石浦がよくとった。

隆の勝が差し勝ってもろ差し,琴奨菊を寄り切り。隆の勝が良い相撲。琴奨菊負け越し。

豊山が突き押していったが足が出ておらず押しきれず,栃煌山がいなして肩透かし。栃煌山勝ち越し。

碧山が一度待った。二度目,碧山が立ち合い当たり勝ったが頭を下げすぎ,千代大龍が土俵際で右からの小手投げで逆転。碧山負け越し。

千代丸が懸命に突いていったが,竜電が左にかわして突き落とし。竜電勝ち越し。

 

阿武咲と玉鷲が互いに突いて,阿武咲の引き落とし。

松鳳山が立ち合いですぱっともろ差し,御嶽海が右からの首投げで粘るも,松鳳山が崩れずに送り出し。

北勝富士一度つっかけ。二度目,両者頭で当たって北勝富士当たり勝ち,遠藤を押し出し。

妙義龍が右四つ,隠岐の海が左からの小手投げで極めて攻めたが妙義龍がこらえ,妙義龍が巻き替えてもろ差し,隠岐の海が巻き変え返して右四つに戻したが,妙義龍がそこを寄って寄り切り。

阿炎が嫌って一度待った。二度目,阿炎が諸手突きから猛烈に突いたが,正代今日も柔らかく残して粘り,最後は正代の突き落とし。

大栄翔が押し込んで宝富士を押し出し,宝富士が土俵際で右から突き落とし,軍配大栄翔。物言いがあったが,軍配通り。

ふわっとした立ち合いで,ただし両者立ってはいたが,行司が「残った」と言わず不成立。前にもあったが,これは成立でもよいと思う。二度目,炎鵬が潜って左差しもまわしが取れず,高安が右から絞って窮屈,炎鵬一度自分から脱出して再度潜り込み今度はまわしもとって左下手,高安も肩越しの右上手となって密着。炎鵬が右前まわしをとってひねり,左下手を抜いて高安を倒した。決まり手は左下手投げ。炎鵬お見事。高安負け越し。

貴景勝突き起こすが栃ノ心が組み止めて浅い右四つ,貴景勝が絶体絶命となったが,土俵際でまさかの右からの小手投げで逆転。予想外ではあるが見事な小手投げだった。

朝乃山と豪栄道が右四つがっぷり,こうなると朝乃山に分があり,朝乃山の寄り切り。豪栄道は負け越し,来場所の大関からの陥落が確定した。

 

正代と徳勝龍が1敗維持,貴景勝が2敗で追う。