大相撲秋場所初日

高安が休場。十両では嘉風が休場で進退が危ぶまれている。同じく十両の貴ノ富士は暴力事件を起こして謹慎休場。

 

千代丸が諸手突きから左に体を開き,貴源治を突き落とし。

栃煌山がもろ差しになろうと必死にかいくぐったが,豊山が防ぎきって左からの小手投げ。なお,豊山は場所前に結婚を発表していた。

石浦が潜ろうとしたが東龍が食い止め,東龍の右上手捻り。東龍は30場所ぶりの幕内とのことで,史上2位の間隔(1位は里山の38場所)。確かに久しぶりに見た。

離れて取る展開だったが,剣翔が捕えて豊ノ島を寄り切り。剣翔が新入幕初日で初白星。

輝一度つっかけ。二度目,両者頭で当たって左四つ,輝が寄っていったが錦木が豪快な下手投げ。

松鳳山が深いもろ差し,体躯の大きな大翔鵬にやや手間取ったが,左からの下手投げ。

炎鵬が阿武咲の左をたぐって左差し,阿武咲も押し込んで抵抗したが,炎鵬が左からのすくい投げ。

佐田の海が先に攻めたが,明生がうまく引いて肩透かし。

琴勇輝が先に攻め込んだが照強が土俵際でかわし,琴勇輝が向き直ったところを照強が押し出した。

宝富士と琴恵光が右四つに組み,やや攻防があったがやはり宝富士の寄り切り。

隠岐の海が右上手で攻めて寄り切り,しかしそのまま勝負が続行してしまい,琴奨菊が寄り返して左からのすくい投げ。これで行司軍配が隠岐の海だったから,行司の判断自体は正しいが,であれば琴奨菊が寄り切られたところで勝負を止めてほしかったところ。隠岐の海も自分が負けたと思って帰りそうになっていた。

 

両者頭で当たって妙義龍当たり勝ち,志摩の海が引いて呼び込み妙義龍の寄り切り。

竜電が左四つの形を先に作り,上手出し投げで崩して千代大龍を寄り切り。

玉鷲が押し込んで正代がかわすという展開,玉鷲が押し切って押し出し。

阿炎が諸手突きから攻めていったが足が出ず,友風のはたき込み。

貴景勝と大栄翔が真正面からの激しい押し合い,貴景勝が崩れかけた場面もあったがよく残し,貴景勝の突き落とし。両者の気持ちの乗った熱戦だった。

朝乃山が立ち合いで左の下手を取ると,御嶽海これを切ろうとして引いてしまい,朝乃山の押し出し。

逸ノ城が当たってすぐに左上手,栃ノ心を上手投げ。

豪栄道が碧山を押し出し。碧山が消極的。

白鵬張り差しも北勝富士これをかわして右喉輪・左からおっつけ,さらに右を差すと白鵬が引いて呼び込み,北勝富士が寄り切った。北勝富士金星。

両者頭で当たって遠藤が攻めかかったが,鶴竜がうまくいなしてはたき込み。

 

初日は良い相撲が多かった。