三賞は殊勲賞が逸ノ城。敢闘賞は碧山・琴奨菊・友風が３人とも今日勝てばの条件（ただし碧山と友風は今日対戦）。技能賞は今日勝てばの条件で貴景勝。
十四日目に天鎧鵬が引退を表明した。
豊ノ島が琴勇輝を押し出し。
大翔鵬が当たってすぐに矢後を左からの突き落とし。
松鳳山一度つっかけ。二度目，千代翔馬けたぐりをうったが決まらず，松鳳山が押し出し。千代翔馬負け越し。
照強が低く攻めて，勢を引き落とし。
豊山が突きに突いたが足が出ず，佐田の海が耐えきって，豊山が引いて呼び込み佐田の海の寄り切り。
竜電一度つっかけ。二度目，竜電が先に良い形で左四つ，琴奨菊も左四つにはなったが出足が止まり，琴奨菊がまわしを切ろうとしたが竜電が追いすがってまたも左四つ，竜電の寄り切り。琴奨菊敢闘賞ならず。
朝乃山が右四つで寄っていったが，琴恵光が豪快な右すくい投げ。朝乃山負け越し。
石浦が低く攻め込んだが中に入りきれず，宝富士が左から小手投げ気味に崩し，宝富士の送り出し。宝富士勝ち越し。
碧山が友風を突き倒し。碧山は行司もろとも友風を吹っ飛ばした。碧山は敢闘賞。
ここから７－７力士の対戦が続く。輝が先に攻めて押し込んでいったが，阿炎がかわしてはたき込み。先陣の阿炎は勝ち越し。
千代大龍が一度つっかけ。二度目，妙義龍が先に攻めたが，千代大龍が強烈に突き返して押し出し。千代大龍勝ち越し。
大栄翔が攻め込んだが，逸ノ城が冷静にはたき込み。大栄翔負け越し。今場所の７－７は栃ノ心を除き４勝３敗となった。
遠藤が当たってすぐ，切れ味よく明生を右から上手出し投げ。
阿武咲と北勝富士が真正面から衝突，北勝富士が押し勝って押し出し。
御嶽海がはず押しで押して錦木を押し出し。
玉鷲が懸命に押していったが，正代がいなして突き落とし。
貴景勝がここで会心の立ち合い，栃ノ心を突き放してそのまま押し出し。貴景勝は10勝目。栃ノ心は大関から陥落となった。
高安が押し勝って攻め込んだが，豪栄道が土俵際で組み止めて右からの突き落とし。
鶴竜当たり勝って左四つ，巻き替えあいがあって右四つがっぷり。力のこもった引きつけ合いがあり，鶴竜が寄っていこうとしたが，白鵬が渾身の右下手投げ。白鵬，勝利後に珍しく顔をしかめて右腕を押さえた。賜杯を一人で持ち上げられなかったので，相当傷めたのではないか。
