大相撲春場所十日目

千代丸が大翔鵬を引き落とし。

押し合いから横に動いて撹乱し,千代翔馬が友風を押し倒し。

照強が低空飛行でぶつかろうとしたが手付き不十分で行司が止めた。二度目は輝が手付き不十分。三度目も照強が変化したがさすがに輝ついていき,輝の押し出し。ちと照強がかわいそうだった。序の口以来の対決だったとのこと。照強負け越し。

竜電左四つで攻めたが琴恵光がこらえて巻き替えてもろ差し,琴恵光が逆に形を作ったかに見えたが,今度は竜電が耐えてまわしを切り,右上手投げで崩して寄り切った。攻防のある良い相撲だった。

明生が会心の立ち合い,豊山を押し出し。

豊ノ島が立ち合いでさっともろ差し,矢後を寄り切り。豊ノ島が良い相撲をとった。

嘉風が左四つ,もろ差しに変えて勢を寄り切り。嘉風は37歳の誕生日を白星で飾った。

石浦が横につこうと動き回ったが,朝乃山が嫌って対応し,朝乃山のはたき込み。朝乃山は石浦戦5連勝。

碧山が力強く突いて松鳳山を押し倒し。

阿炎が佐田の海を突き出し。

千代大龍が宝富士の左を嫌い,右からの突き落とし。

 

琴奨菊が右四つ,浅かったがそのまま阿武咲を寄り切った。琴奨菊勝ち越し。

栃煌山が左差し,隠岐の海を肩透かし。

正代がもろ差し,錦木を寄り切り。正代はやっと初日が出た。

妙義龍が下から攻めて,魁聖を寄り切り。

両者頭で当たって押し合い,御嶽海がはたいて崩し,遠藤を押し出し。

大栄翔と北勝富士が激しい突き合い,押し合い,大栄翔が押し勝っていなし,大栄翔のはたき込み。熱戦。

豪栄道立ち合いで左上手,腰をひねって栃ノ心に上手を取らせず,そのまま左上手捻り。豪栄道が非常に上手い相撲であった。

高安が右四つで寄っていったが,逸ノ城が強烈な左からの突き落とし。完全に高安が勝ったと思わせる展開から,逸ノ城がパワーで逆転させた。

白鵬が一度つっかけ。二度目,白鵬が左下手をとって下手投げをうつもすっぽ抜け,横を向いたところで玉鷲が攻めたが,白鵬一回転して向き直り,玉鷲がかえって体勢を崩してはたき込み。

貴景勝が攻めきって鶴竜を引き落とし。引き落としたというよりは鶴竜が引いたところで前のめりに倒れたと言ったほうが正しい。貴景勝勝ち越し。