大相撲春場所九日目

安美錦が時間はかかったが徐々に形を作り,右下手出し投げで崩し,英乃海を送り出し。
碧山が蒼国来を押し出し。
朝乃山が喉輪で攻めて突き放し,大奄美を押し出し。
翔丸一度つっかけ。二度目,妙義龍張り差しも止められず,大翔丸が出足のまま押し出し。
琴勇輝が猛烈に突いていったが,勢が際どくはたき込み。軍配勢で物言い,土がつくのは琴勇輝の方が明確に早かったが,勢の体も相当に飛んでいたので同体取り直しとなった。二度目,勢が待った。三度目はあっさり勢がはたき込み。琴勇輝は最初の取組でスタミナが尽きたか。
ふわっとした立ち合いから石浦左下手,石浦下手投げをうつと錦木合わせて小手投げ,上手が勝つ法則に則って錦木が投げ勝った。
豊山と大栄翔の押し合い,大栄翔が先に攻めたが豊山が逆襲し,豊山が押し切って押し出し。
栃煌山がもろ差しで入りかけたが浅く,輝が機敏に左からの小手投げ。
嘉風が終始攻め続け,千代の国を右からの上手出し投げ。嘉風は36歳の誕生日で,通算600勝目。気合が違った。
阿炎が諸手突きから続いて下から突き起こし,隠岐の海を押し出し。


千代翔馬北勝富士が左四つ,北勝富士が上手出し投げで崩して送り出し。
魁聖が右四つで捕え,竜電を寄り切り。
宝富士が先に攻めたが,荒鷲が宝富士の左腕をとってとったり。荒鷲はようやく初日。宝富士は負け越し。
遠藤一度つっかけ。二度目,玉鷲が一気の出足で遠藤を押し出し。
逸ノ城貴景勝が正面衝突,貴景勝は顔面から当たったことで脳震盪を起こしたか力が抜けてしまい,逸ノ城があっさり寄り切った。
栃ノ心かち上げからの右四つ早く,松鳳山を寄り切り。栃ノ心が強い相撲。
琴奨菊左四つ早く,御嶽海を左からすくい投げ。
豪栄道先に攻めたが千代丸が強くはたいてかわすと,豪栄道が先に土俵を割ってしまった。物言いがついたが軍配通り,千代丸の押し出し。
高安受け止めて右上手,千代大龍を上手投げ。
鶴竜引いて呼び込んだが,なんとかはたききって正代をはたき込み。