大相撲五月場所十日目

琴勇輝復帰。
今日のNHKはデータ特集。立ち合いのスピードデータ。トップ4人が白鵬日馬富士琴奨菊・高安というデータに。(秒速2mちょっと)5位以下は貴ノ岩栃ノ心荒鷲豪風逸ノ城・蒼国来。
立ち合いの低さ(土俵から腰の高さまで)宇良・大栄翔・石浦荒鷲貴ノ岩。身重比(相対値)では大栄翔・荒鷲白鵬・宇良・妙義龍・宝富士・蒼国来・遠藤・隠岐の海日馬富士という結果に。逆に身重比で高いのは御嶽海・輝・貴景勝玉鷲・碧山。大体予想通りの面々。絶対値だと輝がトップらしい。勢は絶対値だと6位ながら,相対値では21位。
仕切り線からの距離。短い方から大翔丸・御嶽海・貴ノ岩千代翔馬嘉風(13cm前後)。全力士の平均値は24cm。宇良は仕切り線から遠い36cm。


阿武咲足が流れ,臥牙丸の押し倒し。
徳勝龍が右からいなし,妙義龍を突き落とし。徳勝龍は勝った相撲は平均5.7秒,負けたときは10.2秒だそうで,速攻が勝利への鍵か。
千代大龍が一気の出足で琴勇輝を押し出し。琴勇輝は勝った相撲は約3.8秒,負けるときは6.0秒。勝っても負けても短い。
石浦潜って首をつっこみ,豊山上からかぶさって首を極めて膠着。長くなれば石浦不利になるが,豊山から先に仕掛けて強引に寄ろうとすると,石浦体を入れ替え,豊山その勢いを活かして石浦を豪快にぶん投げた。決まり手は小手投げ。
一度最後まで取ったが,手つき不十分で取り直し。二度目も大翔丸手つき不十分。三度目,栃ノ心怒りの張り差しから大翔丸を寄り切り。大翔丸は良いところがなかった。栃ノ心勝ち越し。
宇良が肩透かしで崩してから押し込み,最後は魁聖を切り返し。お見事。宇良勝ち越し。
荒鷲松鳳山を左からの小手投げ。松鳳山負け越し。
豪風豊響を引き落とし。豊響負け越し。
昨年九州場所で初対戦だった時,実は四股名1文字同士が対戦するのは1833年以来(183年ぶり)だったとのこと。
勢が輝をはたき込み。
貴ノ岩が攻め込んだが,逸ノ城が土俵際で右からの突き落とし。


蒼国来右上手がっちりで寄り,足もかけて攻め込んだが,正代土俵際で必死にこらえて振り回し,正代の突き落とし。正代勝ち越し。
貴景勝が宝富士を押し出し。
北勝富士が押し勝って,碧山を押し出し。碧山には突き返してほしかったところ。碧山負け越し。
大栄翔が一方的に突いて,隠岐の海を押し出し。
千代の国と御嶽海の押し合い,御嶽海押し勝って押し出し。千代の国負け越し。
遠藤中に入ったが,玉鷲が右からの小手投げ。玉鷲が突きだけではないところを見せた。
照ノ富士左差し,上手不十分ながらこれで寄って嘉風を寄り切り。照ノ富士は勝った相撲は13.5秒,負けた相撲は6.5秒という結果。勝つ時はじっくり。負ける時はあっさり。
豪栄道が張り差しからもろ差し,千代翔馬を寄り切り。豪栄道はカド番で6−4,残った面々を見ると何とか勝ち越せるのではないか。
日馬富士鋭い立ち合い,そのまま栃煌山を押し出し。
琴奨菊一輝の出足で稀勢の里を寄り切り。稀勢の里琴奨菊の幕内対戦回数は64となり,記録更新(2位は日馬富士稀勢の里で61,3位は琴奨菊日馬富士で60だからこの3人で上位3位を占めている)。
白鵬張り差しながら右に動いて高安の立ち合いを止め,がっちり右四つで捕えるも高安の腰が重く,高安こらえて左からすくい投げで離れようとするが,白鵬頭をつけて思い切って寄り切った。白鵬勝つには勝ったが,対大関横綱戦のような必死さであり,この1勝にかける気力がすさまじかった。


全勝は白鵬日馬富士。2敗で照ノ富士・高安に。