大相撲五月場所中日

式守伊之助は昨日から喉を痛めて休場し,結びは勘太夫がさばいていた。


魁聖が潜らせず上手く突いて,石浦を押し出し。
栃ノ心が突き放してからもろ差し,千代大龍を寄り切り。栃ノ心は朝の稽古で右膝の古傷が開いたとのことだが,影響はあまりなさそうだ。
宇良が潜ろうとするが阿武咲突き起こし,阿武咲が攻めかかると宇良がさっと横に動いていなし,宇良が押し出した。宇良の機敏さよ。
輝と豊響の押し合い,攻防ある熱戦となり,輝がいなして崩し,豊響を押し出し。
豪風が苦労したがよく攻めて,逸ノ城を押し出し。逸ノ城の覇気が再びなくなってきた。
徳勝龍一気の出足,喉輪で攻めて勢を押し出し。
貴ノ岩左上手がっちり,蒼国来を寄り切り。
松鳳山諸手突きから突いていこうとしたが,正代左から極めて右おっつけ,そのまま正代が極め出し。
貴景勝何度もいなして崩し,栃煌山を押し出し。


宝富士右四つで北勝富士を捕え,寄っていくも逆の四つで形が悪く活かせず,北勝富士が土俵際で耐えると攻め急いだ宝富士の体が崩れ,北勝富士が逆転で寄り切った。
大栄翔一度つっかけ。二度目,互いに左下手で上手なく上手の探り合い,千代の国が先に上手をとって大栄翔を寄り切り。大栄翔はストレートで負け越し。
隠岐の海一度つっかけ。二度目,玉鷲が諸手突きから一気の出足で押し出し。
高安が立ち合い強く当たってすぐに嘉風をはたき込み。
御嶽海もろ差しで中に入ったが深すぎ,これは照ノ富士が楽々と抱えて極め出し。あの形なら膝への負担も少なくかまわないだろう。
遠藤立ち合い強く当たってよく攻め,回り込む豪栄道を追いすがってもろ差し,最後は寄り切った。豪栄道はここまで5−3だが,カド番脱出はできるだろう。
白鵬琴奨菊を右上手出し投げ。白鵬がストレートで勝ち越し。
日馬富士が鋭い立ち合い,千代翔馬を押し出し。日馬富士もストレートで勝ち越し。中日勝ち越しは丸三年ぶりとのこと。
稀勢の里左四つになったがやはり左の力が入らず,碧山が懸命にこらえると苦戦し,かなり時間がかかって寄り切った。