大相撲初場所九日目

嘉風時天空,突いて離れて押し合い動き回る熱戦,時天空嘉風をはたき込み。
松鳳山がややずれて立ち,終始攻めて大砂嵐を押し出し。大砂嵐は立ち会い相手が消えたところで終始慌てていてバタバタしていた。
誉富士右上手と取って上手投げで崩そうとしたが,佐田の富士こらえて右四つ正対,誉富士左からはず押しもあまり効かずそのまま膠着し,1分が過ぎて誉富士足を飛ばす,上手出し投げなど工夫をこらすがやはり佐田の富士崩れず,2分過ぎて一呼吸置き,誉富士が再度はず押しして押すと今度は崩れ,寄り切った。誉富士は苦労が実った。
琴勇輝が一方的に突いて蒼国来を押し出し。やはり蒼国来不調。
徳勝龍が左四つで豪風を寄り切り。
千代鳳低く入って鏡桜を押し出し。
荒鷲が先にまわしを取って,振られないよう気をつけつつ旭天鵬を寄り切り。
千代丸と豊響の押し合い,千代丸のはたき込み。豊響負け越し。
旭秀鵬低く入って前回し,隠岐の海寄りをこらえて右下手,左上手も取って万全になろうというところ,旭秀鵬が切れ味鋭い下手投げ。
玉鷲魁聖を押し出し。


佐田の海常幸龍を浴びせ倒し。
豊ノ島がさばいて先に中に入り,妙義龍を寄り切り。
遠藤中に入って栃ノ心外四つを狙うも,遠藤もがいて差させずじりじりと寄って崩し,最後は左からの下手投げ。遠藤が栃ノ心の左上手を封じきる良い相撲を取った。
栃煌山が勢を肩透かし。勢負け越し。
宝富士が差し手争いに勝ってもろ差し,高安を寄り切り。
碧山右から差して先に攻めたが体勢悪く,照ノ富士こらえきると逆襲して寄り切った。
稀勢の里琴奨菊互いに左差し,琴奨菊がぶるも稀勢の里こらえ,琴奨菊今度は右から突き落とすと稀勢の里が膝から崩れた。稀勢の里は膝がやばそうな崩れ方をしたが,その後は普通に歩けていた。大丈夫なのだろうか。
鶴竜が当たって前に出ると安美錦引き落とし,両者ほぼ同時に飛んだ。軍配鶴竜で物言いが付き,同体取り直し。これは取り直しの判断で正しかろう。二度目の立ち会いあわず。三度目,鶴竜今度は突き起こすことに成功し,落ち着いて押し出した。
逸ノ城白鵬互いに右差し,白鵬先に左上手を取って寄り切り。逸ノ城は攻めが遅かった。
豪栄道引いて呼び込み,日馬富士が押し出し。