大相撲九州場所千秋楽

旭天鵬張り差しからの右四つ,千代丸を寄り切り。旭天鵬は10勝して敢闘賞獲得。史上最高齢の敢闘賞受賞とのことだが,考えてみると史上最高齢幕内なんだから当たり前である。
琴勇輝が猛烈に突っ張る中妙義龍が押し返すと,琴勇輝が土俵を割るのとほぼ同時に妙義龍も落ち,軍配妙義龍。映像で見ればはっきりと琴勇輝の有利がわかるもので,これは明らかな軍配のミスである。当然,物言いの結果,軍配差し違えで琴勇輝の勝ち。琴勇輝勝ち越し。
蒼国来が強引に右下手をこじ入れると,玉鷲これを強引に振って小手投げ。玉鷲勝ち越し。
旭秀鵬と松鳳山左四つで渡り合い,松鳳山が投げに行ったところを旭秀鵬が寄り切った。松鳳山負け越し。
千代大龍一気の出足で阿夢露を押し出し。阿夢露は十両落ち濃厚。
遠藤当たってすぐさっと引いて誉富士を右から突き落とし。遠藤二桁。
佐田の海左四つで荒鷲を寄り切り。
常幸龍が栃乃若を押し出し。常幸龍勝ち越し。
大砂嵐立ち会いかち上げもあまり効果なく,貴ノ岩と左四つがっぷりで膠着。貴ノ岩鼻血が出て一時中断,再開後貴ノ岩が足をかけて攻めたが,むしろ大砂嵐これをものともせずに寄り切った。
高安差し手争いに勝って左四つ,すわりの悪い栃ノ心が左下手投げにいくも高安あわせて右上手投げ,投げの打ち合いで高安が勝った。これはいい勝負であった。高安は二桁で殊勲賞,栃ノ心は11勝で敢闘賞受賞。
豊響電車道北太樹を押し出し。


宝富士が隠岐の海を寄り切り。宝富士勝ち越し。
安美錦嘉風をはたき込み。
栃煌山もろはずで押して千代鳳を押し出し。
勢がもろ差しで攻めていったが,魁聖組み止めて外四つで寄り切り。
豪風がうまく潜り込み,もろ差しで徳勝龍を寄り切り。
逸ノ城照ノ富士の好取組。右四つがっぷりとなり長時間の力比べ,2分半に渡る攻防の末,照ノ富士が寄り切った。照ノ富士が先輩の意地を見せて勝ち越し。
碧山諸手突きから終始攻め続け,豊ノ島を押し倒し。碧山勝ち越し。逸ノ城とともに関脇残留を決めた。
豪栄道引いてとったりを魅せるも,稀勢の里が右から突き落とすともろくも崩れた。豪栄道は10敗目。
日馬富士が非常に彼らしい左上手出し投げで琴奨菊を下す。
白鵬いなして崩し,あっという間に左四つを作り,鶴竜を寄り切った。


白鵬が32回めの優勝で大鵬に並ぶ。