大相撲名古屋場所三日目

千代大龍激しい突きで寶智山を突き出し。千代大龍とても良い相撲。
勢と栃乃若差し手争い,勢が右上手をつかんでさっと出し投げ。栃乃若はさらに混迷。
若の里36歳誕生日。舛の山左から差して大きく振り回すと若の里崩れ,そのまま寄り切った。若の里はメモリアル勝利ならず。舛の山は良い相撲。
激しく突いてはたく佐田の富士,これをこらえた大道が,息の切れた相手をとらえて即肩透かし。
隆の山正面から当たり横に動くも北太樹対応,足技をかけつつ逃げたが北太樹が追いすがって寄り切った。
玉飛鳥左から差して攻め立てたが宝富士こらえ,玉飛鳥の足が滑ると逆襲し寄り切った。玉飛鳥は攻め切るには体勢が悪かった,落ち着こう。
時天空強烈な張り差しで右四つ,玉鷲もがむも時天空十分で寄り倒し。珍しく張り差しが効いた取組。
嘉風まわりこんで撹乱しもろ差し,魁聖外四つ深く抵抗,嘉風崩しきれず上手を切りに行くと自らもまわしが切れてしまい,魁聖右上手のまま左差しをこじいれようとしつつ,足も使ってうまく崩し,結果的に右上手一本で寄り切った。あそこからよく挽回したもの。
雅山いつもの戦法で豊響をはたきこみ。
押しに来た豊真将を翔天狼の右腕をとったり,そのまま小手投げ。
臥牙丸が高安を突き出して圧勝。


豪風当たってから横に動き,向き直った栃ノ心を突き起こして押し出した。
阿覧松鳳山を突き返して突き出し。
豊ノ島もろはず,うまく押して豪栄道負けたかに見えたがさっと右から押し返し一発で突き落とした。たまに豪栄道は半端無くすごい。
琴奨菊右差し,これで寄っていけるかに見えたが体勢悪く,足が追いつかなくなったところで碧山が小手投げ。これは琴奨菊の攻めがあまりにも雑であった。碧山,大関戦初勝利。
稀勢の里右四つ早くさっさと旭天鵬を寄り切り。
妙義龍低くて良い当たり,立ち会いからそのまま攻め続けて鶴竜を押し出し。妙義龍が良い相撲をとった。鶴竜は妙義龍戦2連敗。
琴欧洲左四つで若荒雄を捕えて寄り倒し。
日馬富士栃煌山両者左差し,日馬富士やや無理な体勢だったが強烈な下手投げで栃煌山を振り切りぶん投げた。
把瑠都右上手,左は差せなかったが巨体隠岐の海を豪快に投げ倒した。
白鵬は離れてとり,突いてとったり,はたいて安美錦を倒した。かなり警戒していたように見えるが,やや雑な相撲。特にとったりは不調時にのみ見られる技だけに,不安である。