大相撲五月場所十日目

沖縄返還40周年式典で放送が少し遅れた。


宝富士が富士東を小手投げ。宝富士勝ち越し。
天鎧鵬が右差し深く,左上手でこらえようとした皇風を強引に寄り切り。
玉鷲若の里を押し出し。玉鷲勝ち越し。
時天空朝赤龍,1分を超える長丁場の末,時天空が寄り切り。
翔天狼立ち会い踏み込んで崩し,栃ノ心をはたき込み。
大道やや後方で立ち会い。踏み込み松鳳山も大道距離を活かして受け止め押し返し,松鳳山これにまわって対処すると大道はたきにいって呼び込んでしまい,松鳳山が突撃して大道を押し出した。短いながら好取組。
若荒雄今日は突ききろうとするも土俵際で勢いが止まり嘉風もろ差し,これを若荒雄極めて再度寄り,嘉風うっちゃったが体勢若荒雄有利で両者倒れた。物言いが付いたが,軍配通り若荒雄の勝ちで極め倒し。
魁聖攻めていたが碧山土俵際ですごく苦し紛れの突き落としをうつとこれが決まってしまった。
雅山いつもので速攻佐田の富士を引き落とし。
栃煌山は苦手旭天鵬。もろ差し狙いを読まれており,旭天鵬張り差しから左上手でさらに巻き替え,栃煌山がなおも出ようとするとさっと引いて引き落とした。善戦したようで完敗と言ってよい。栃煌山2敗目。平幕で1敗消滅。大関陣で潰し合いが始まることを考えると,優勝ライン3敗が現実味を帯びてきた。全ては稀勢の里次第。


北太樹左に変化して栃乃若を上手出し投げ。栃乃若の怪我は重傷なので,手負いにこれほどの仕打ちをする必要はない気はする。
押し切りたい豊響,さっと右上手をとって隠岐の海がぶん投げた。まわしがなく,決まり手は小手投げ。解説の通り,豊響は差さずにはず押しや喉輪に行くべきだったのではないか。横綱を倒したように,動き自体は悪くない。
臥牙丸警戒はしていたが,腋がちょっと空いたところで豪風が入りすくい投げた。
阿覧豊真将右四つ,豊真将巻き替えてもろ差しとなったが阿覧強引に振って,そのまま小手投げ。阿覧の力強さが久々に見られた。阿覧,ようやく今場所初白星。
安美錦と高安,激しい突き合いの末安美錦が突き落とし。高安負け越し。
妙義龍うまくもろ差し,首投げに警戒しながら寄り切った。
豪栄道日馬富士右四つがっぷり,日馬富士内無双をうかがわせて崩してから上手出し投げ。日馬富士のうまさが光った。
琴欧洲立ち会い鋭くさらに押し続けたが,稀勢の里立て直し,右上手をとって寄り倒した。稀勢の里1敗を維持。
把瑠都左の下手が早く,琴奨菊が何もできないまま釣り出した。これは把瑠都が見事。
白鵬,今日はさっと組みに行き左上手,鶴竜を寄り切った。左手人差し指の骨折が悪化してなければいいが。