大相撲秋場所千秋楽

十両で王輝が15連敗し，６場所制定着以後初めての皆勤全敗の記録を作った。十両優勝は千代の国。

三賞は殊勲賞が正代，敢闘賞は翔猿と条件付で正代，技能賞は今日勝てばの条件で翔猿。若隆景にも何かあげてほしかったところ。

千代ノ皇もろ差しながら浅く，逸ノ城が外四つ，逸ノ城が左上手投げ。逸ノ城勝ち越し。

松鳳山と勢が押し合い，松鳳山の引っかけ。

７－７対決。豊昇龍が一気の出足で右四つ，佐田の海を寄り切り。佐田の海負け越し，豊昇龍勝ち越し。豊昇龍はここぞで勝負強く，そこは叔父によく似た。

若隆景が左からおっつけて押し込み，志摩の海を寄り切り。若隆景11勝目。

阿武咲が押そうとしたが徳勝龍が左から抱えてお腹に乗せ，徳勝龍の寄り切り。

石浦が右からおっつけて左下手，竜電を左下手出し投げ。

７－７対決。輝が懸命に突き放して左からおっつけ，魁聖を押し倒し。輝も直後に倒れ込んだので物言いがついたが，軍配通り。魁聖負け越し，輝勝ち越し。

高安が押してからいなし，明生を突き出し。

７－７対決。琴恵光が右からおっつけて攻め，押しきれないと見るや組んで宝富士と右四つがっぷり，これで寄り合いとなったが，琴恵光がまわりが切れつつ右からのすくい投げで崩して寄り切った。宝富士負け越し，琴恵光勝ち越し。

照強が一気の出足，左四つで琴奨菊を寄り切り。

炎鵬が潜って左四つ，妙義龍を左下手投げ。千秋楽にやっと炎鵬の得意技が出た。

玉鷲が先に攻めたが琴勝峰が突き返し，琴勝峰の突き出し。琴勝峰10勝目。

北勝富士が押し，栃ノ心が引いて呼び込み，北勝富士の押し出し。

隆の勝と碧山の押し合い，隆の勝が押し勝って押し出し。

隠岐の海が押し込み，大栄翔が大きく回り込んではたき込み。

これより三役。霧馬山が押し込んで右四つ，御嶽海も粘ったが，霧馬山の寄り切り。霧馬山は休場を挟んで勝ち越したどころか，これより三役で関脇を破った。

翔猿が先に低く攻め込んだが正代が耐えて押し返し，翔猿が再度攻め込んでもろ差し，しかし正代が右からの突き落とし。正代は緊張していて動きが硬かったが，やはり引いても倒れない守りの堅さという自らの美点に救われた相撲で優勝を決めた。

貴景勝と朝乃山が押し合い，貴景勝が組ませずそのまま押し倒した。

正代は熊本県出身力士として初の優勝。大関昇進もほぼ確実となった。

大相撲秋場所十四日目

錦木一度つっかけ。二度目，錦木が右から差して攻めようとしたが松鳳山が極めて防ぎ，松鳳山が思い切って引いてはたき込み。

石浦が潜って左下手，やや攻めあぐねたが勢を左下手出し投げ。

佐田の海が中に入ってもろ差し，逸ノ城を寄り切り。両者７－７。

琴恵光と志摩の海が押し合い，琴恵光の押し出し。やや珍しい展開だったが，琴恵光の押す姿勢が良かった。志摩の海負け越し，琴恵光７－７。

琴勝峰が一方的に攻め，徳勝龍が突き落としを打てず，琴勝峰の押し出し。徳勝龍負け越し。

竜電が一度つっかけ。二度目，琴奨菊が左四つになって今日は寄っていったが馬力が足りず，竜電が右上手投げ。

碧山が先に攻めたが引いて呼び込み，魁聖の押し出し。両者７－７。

輝が攻め込んで土俵際まで追い詰めたが，豊昇龍が瞬時に右からの小手投げ，足も使って掛け投げ。豊昇龍の大逆転勝利だが，こういうところを見ると叔父の血を引いている上手さである。両者７－７。

明生一度つっかけ。二度目，明生が当たってからひらりとかわし妙義龍を左からの突き落とし。妙義龍負け越し。

炎鵬左に変化して裏につき，照強を送り出し。

高安が当たってからすぐ引いて北勝富士をはたき込み。

離れて取る展開から，栃ノ心が優勢で押し込み，最後は左差し，玉鷲を寄り切り。

阿武咲と隆の勝の押し合い，阿武咲が押し勝ったが隆の勝が引いてはたき込み。

霧馬山左に変化して左四つ，隠岐の海を寄り切り。霧馬山，休場がありつつ勝ち越し。

大栄翔が突き放したが宝富士が崩れず，宝富士がにじりよって左差し，大栄翔が引いてしまい宝富士の押し出し。

両者右四つ，御嶽海が若隆景を右下手投げ。

正代が完全に当たり勝ち，左おっつけからの左上手，右喉輪で崩し朝乃山を押し倒した。正代が完勝で２敗を維持。

貴景勝と翔猿が押し合い，貴景勝がはたき込み。翔猿が３敗に後退。

正代が２敗で単独トップとなった。

大相撲秋場所十三日目

千代大龍と照ノ富士が休場。照ノ富士は勝ち越し済み，それも両小結が負け越し確定の状況なので来場所三役は確実であり，膝の状態が思わしくないなら良い判断だろう。

霧馬山が再出場。

Abemaの解説が元栃煌山だったが，これもまた面白い解説だった。若手の親方は話が上手い。

離れて取る展開だったが，志摩の海が左を極めて捕らえ，松鳳山を極め出し。

豊昇龍が右上手をとり，さっと石浦を上手投げ。

逸ノ城が立ち合いすぐ左からいなし，琴奨菊を送り出し。

魁聖が右四つになったがまわしなく，攻め込まされて佐田の海が左からの突き落とし。

離れて取る展開，明生が炎鵬をはたき込み。明生勝ち越し。

千代大龍休場，徳勝龍の不戦勝。

琴恵光が右四つで碧山を捕らえ，琴恵光の寄り切り。

琴勝峰が右からおっつけて回り込んだが，高安が左腕を引っこ抜くと琴勝峰が自らの遠心力に耐えきれずばったりと倒れた。決まり手は琴勝峰の付き手となった。高安勝ち越し。

阿武咲が電車道でもろ差し，宝富士を寄り切り。阿武咲10勝目。

輝が押して攻めていったが，栃ノ心が回り込んで逃げてはたき込み。軍配栃ノ心で物言いがつき，実際に栃ノ心のかかとがかなり際どく，かなり長い協議となり，栃ノ心のかかとが先に出ていたとされて軍配差し違え，輝の押し出しとなった。映像で見る限り蛇の目の砂ははいてないように見えたが……栃ノ心負け越し。

離れて取る展開だったが妙義龍がもろ差し，玉鷲が小手投げにいったが呼び込み，妙義龍の浴びせ倒し。

照強が二度つっかけ。三度目，照強が左に変化し，北勝富士を送り出し。二度のつっかけは明らかな伏線だった。北勝富士が無警戒すぎた。北勝富士負け越し。

ふわっとした立ち合いで隆の勝が押し込んだが，翔猿がとっさに左にかわして送り出し。翔猿は立ち合い不成立と勘違いしたか，しかしそれでもとっさに左にかわした反射神経がすごい。翔猿２敗維持。

照ノ富士休場，若隆景が不戦勝。

隠岐の海が左四つで右上手投げをうったが呼び込み，竜電がもろ差しとなり逆転，竜電の寄り切り。

霧馬山が左差し，大栄翔がこれを嫌って引いて呼び込み，霧馬山の押し出し。

２敗対決。貴景勝が攻めていたが正代崩れず，正代が左からの突き落とし。正代が残った。

朝乃山が右四つ，御嶽海を左上手投げ。

２敗はとうとう正代と翔猿だけに。

大相撲秋場所十二日目

遠藤が右膝の負傷で休場。

琴勝峰が一気の出足，石浦を突き出し。琴勝峰勝ち越し。

魁聖が一方的に押して松鳳山を押し出し。

蹲踞してから互いに長く立てず，明生が一度つっかけ。二度目，千代大龍が攻め込んだが，明生が受け止めていなし，明生の左からの突き落とし。

志摩の海と琴奨菊が体勢低くして押し合い，志摩の海が右からの突き落とし。

離れて取る展開，炎鵬がさっとかわして豊昇龍を引き落とし。

徳勝龍が左四つ早く，逸ノ城を寄り切り。逸ノ城が脆い。

２敗対決。若隆景が左に変化したが翔猿がついていき，そのまま押し合いとなったが翔猿が左にかわしてはたき込み。翔猿が２敗を維持して10勝目。

碧山が一方的に突いて佐田の海を突き出し。

妙義龍が電車道で琴恵光を押し出し。合口の良さが出た。

竜電が左四つで照強を捕らえ，右上手投げ。

玉鷲と北勝富士の押し合い，北勝富士が制して押し出し。玉鷲は突きの間合いを取りたかったところ。

阿武咲が押して中に入り，照ノ富士抱えてこらえようとしたがやはり膝が耐えきれず，阿武咲が右すくい投げ。決まり手は寄り倒しがとられた。

両者頭で当たって隆の勝が当たり勝ち，隆の勝が輝を押し出し。隆の勝がこれほど完勝するとは。

隠岐の海がもろ差し早く，栃ノ心を寄り切り。

離れて取る展開，高安が御嶽海を肩透かし。

遠藤休場，貴景勝の不戦勝。

正代が前進しながらもろ差し，宝富士を寄り切り。正代の完勝。

大栄翔と朝乃山が押し合い，攻防あったが朝乃山が押し切って押し倒し。

２敗は貴景勝・正代・翔猿の３人となった。

大相撲秋場所十一日目

Abemaの解説が元嘉風だったが，とても面白かった。

石浦左に変化して左上手をとったが，魁聖が右から抱えてまわしを切り，魁聖の押し出し。

松鳳山がもろ差し，琴奨菊を寄り切り。今日も琴奨菊に力が無かった。

逸ノ城が電車道で琴恵光を押し出し。

明生が突き起こしてまわしを取らせず，佐田の海を押し出し。

２敗対決。阿武咲が押し込んでいったが，翔猿が懸命にこらえてさっと引き，翔猿のはたき込み。

志摩の海が何度も攻め込んだが，炎鵬が闘牛のようにかわして突き落とし。

若隆景がやや右に動いて立ち，千代大龍が引いて呼び込み，若隆景の押し出し。

徳勝龍が当たり勝って豊昇龍を押し出し。

両者頭で当たり，碧山がはたいたが琴勝峰残り，碧山が今度は攻め込むと琴勝峰が受け止め，琴勝峰が引いて左からの突き落とし。

竜電が一度つっかけ。二度目，北勝富士が当たってすぐにはたき，竜電をはたき込み。竜電負け越し。

隆の勝が当たり勝ち，玉鷲を一方的に押し出し。

妙義龍がもろ差しで入ろうとしたが照ノ富士が突き放し，そのまま攻め続けて妙義龍を押し出し。照ノ富士勝ち越し。

遠藤が押したが足が流れ，栃ノ心のはたき込みで軍配遠藤。物言いがつき，軍配差し違えで栃ノ心の勝ちとなった。遠藤負け越し。

高安がかち上げから先に攻めていったが正代崩れず，正代が押し返して右からのおっつけ，高安を押し倒し。

照強が潜り込もうとしたが大栄翔が突き起こし，大栄翔の押し出し。照強負け越し。

御嶽海が当たり勝ってもろ差し，輝を寄り切り。

貴景勝が突き放して，宝富士を押し出し。

朝乃山が右四つ，隠岐の海を豪快に左上手投げ。隠岐の海負け越し。朝乃山勝ち越し。

２敗はやっと翔猿・若隆景・正代・貴景勝の４人。まだまだ減っていない。

大相撲秋場所十日目

霧馬山が右肩負傷で休場。

逸ノ城が右四つで先に攻めたが，若元春が巻き替えてもろ差し，これで逆襲して寄り切った。今日も逸ノ城が脆い。

豊昇龍が思い切って右に変化し，千代大龍の裏について送り出し。豊昇龍は良い変化だった。

琴奨菊一度つっかけ。二度目，石浦が中に入り，琴奨菊を左からの下手投げ。琴奨菊は休場も合わせて実質的な負け越し。

志摩の海が押していったが佐田の海が右下手を入れてやや膠着，佐田の海が攻めて再開し，そのまま右四つを作って寄り切った。

炎鵬が立ち合いで中に入りかけたが，松鳳山が右からの小手投げで崩し，松鳳山の押し倒し。炎鵬負け越し。

徳勝龍がもろ差し，魁聖が首投げをうつも不発で，徳勝龍の寄り切り。珍しい形の取組となった。

若隆景がよく攻めて右下手，左からおっつけて上手もとり，琴勝峰を寄り倒し。若隆景は幕内で勝ち越し一番乗り。

翔猿が押していき，無理を悟ってもろ差し，竜電の腰が重かったが竜電の体勢が悪く耐えきれず，翔猿が左下手投げ。翔猿勝ち越し。

碧山が突き放そうとしたが明生かいくぐって右四つ，しかし碧山が強烈な左からの小手投げ。

阿武咲が立ち合い当たり勝って引き，高安を豪快にはたき込み。阿武咲勝ち越し。

輝が一気の出足で琴恵光を押し出し。

北勝富士が一度つっかけ。二度目，北勝富士が押していったが，妙義龍がひらりとかわして肩透かし。

隆の勝が左からおっつけて猛烈に押し込み，照ノ富士を押し出し。照ノ富士が３敗に後退。

隠岐の海が押し込んで攻めたが，宝富士が土俵際で右からの突き落とし。

両者突いていったが玉鷲がいなすと遠藤が裏を向き，玉鷲の送り倒し。

栃ノ心が引いて呼び込み，御嶽海がもろ差しで寄り切り。

霧馬山休場，朝乃山不戦勝。

正代が左から抱えて捕らえ，照強を寄り切り。正代勝ち越し。

貴景勝が押し勝って大栄翔を押し出し。貴景勝勝ち越し。

２敗が５人のまま，まだまだ減らない。

大相撲秋場所九日目

琴ノ若が左上手をとり，引いて呼び込んだが上手が生きて押し込まれず，志摩の海の動きが止まると押しに変えて，琴ノ若の押し出し。

石浦が低く攻めていったが，松鳳山がはたき込み。松鳳山はやっと今場所の初白星。

翔猿と明生が激しい押し合い，攻防あって翔猿が右差し，明生小手投げで振るがかえって呼び込み，翔猿の押し出し。

魁聖が右四つで豊昇龍を寄り切り。

２敗対決。阿武咲が終始攻めて押し続け，琴勝峰も耐えて逃げていたが，阿武咲の押し出し。

逸ノ城が一度つっかけ。二度目，炎鵬が右に変わり気味に立って右に回り込み続け，逸ノ城が静止すると炎鵬が潜って中に入り，炎鵬の押し出し。逸ノ城が脆すぎた。

琴奨菊が左四つになったが寄りに力が入らず，徳勝龍の右からの突き落とし。

碧山が突き勝って，千代大龍を突き出し。今日の碧山は良かった。

竜電が左を差したが，琴恵光が強烈な右からの小手投げ。

輝が先に攻めたが，佐田の海がたぐって崩し，佐田の海の押し出し。

２敗対決。若隆景が右から強烈におっつけて崩し，高安が裏を向いてしまって若隆景の送り出し。

宝富士が押し込んだが，玉鷲が土俵際でかわして右からの小手投げ。決まり手は突き落としがとられた。

北勝富士が押そうとしたが照ノ富士が挟み付ける形で受け止め，さっと引いて左からの突き落とし。

両者頭で当たって隆の勝が当たり勝ち，右からおっつけて崩し，遠藤を突き落とし。

隠岐の海が押し込んでから引いたが照強落ちず，むしろ照強が引くと隠岐の海を肩透かし。きれいな肩透かしが決まった。

御嶽海が一方的に攻めて妙義龍を押し出し。

大栄翔が攻め続けたが，正代が土俵際でかわして右からの突き落とし。かなり際どい相撲で軍配正代，物言いがついて同体取り直し。二度目，同じような展開となったが，今回は正代が余裕をもって突き落とし。

貴景勝が一方的に攻めて，霧馬山を押し出し。

栃ノ心が変わり気味に立ったが両者組んで右四つ，朝乃山が左上手投げ。

２敗は６人で，あまり減っていない。

大相撲秋場所中日

石浦再出場。右足首の骨折だったのだが，大丈夫か。

代わって豊山右足首を負傷で休場。 

松鳳山が思い切って押していったが明生がいなし，形勢逆転で明生の押し出し。松鳳山がストレートで負け越し。

石浦が低い立ち合いから左下手，志摩の海も体勢を低くして頭をつけやや膠着，石浦が切れ味鋭い左下手出し投げ。石浦再出場初日で良い相撲をとった。

逸ノ城が一度つっかけ。二度目，琴勝峰が右差しになったが，逸ノ城が左上手投げ。逸ノ城の怪力を久しぶりに見た。琴勝峰は左上手がとれなかったのが敗因。

千代大龍がもろ差しになる珍しい展開，というよりも組まされた形で，外四つの魁聖が寄り切った。

琴奨菊が先に左四つとなったが攻められず，豊昇龍も形を整えると琴奨菊の力がふっと抜け，豊昇龍の寄り切り。琴奨菊は左足の力が全く入っていない模様。

離れて取る展開，翔猿が蹴返しをうったが効かず，佐田の海が突き落とし。

琴恵光が低く攻めて中に入り，もろはずで徳勝龍を押し出し。 

阿武咲が力強く押して横につき，竜電を押し倒し。

碧山が冷静に突き放して，炎鵬を突き出し。

霧馬山が当たってからすぐにいなして，左からおっつけて崩し，輝を押し出し。霧馬山は勝ったが不用意ないなしだった。

宝富士が一度つっかけ。二度目，若隆景がやや右に動いて立つとそのまま右からおっつけて崩し，まず右差し，そしてもろざしとなって形を作り，宝富士を寄り切り。

照強が右からおっつけて攻めたが高安が崩れず，高安が押し返して立て直し，照強が再度攻め込むと高安がはたき込み。

玉鷲が突いていったが照ノ富士が押して間合いを詰め，一度張り手の応酬となったが，照ノ富士が機敏にまわしをとって右四つ，照ノ富士の寄り切り。照ノ富士が突き主体の力士の攻略法を見事に見せた。

隆の勝が押して浅いもろ差しとなったが，隠岐の海が首投げ気味の左からの突き落とし。隠岐の海の懐が深い。

遠藤が低く攻めて深くもろ差し，しかし北勝富士が強烈に両側から極めて左からの小手投げ。

妙義龍いい角度で当たったが正代がいなしてかわし，妙義龍が裏を向いてしまい正代の送り出し。

豊山休場，朝乃山不戦勝。

大栄翔と御嶽海が押し合い，御嶽海が引いて呼び込み，大栄翔が押し出し。

栃ノ心が右に変化し，貴景勝をはたき込み。

霧馬山・輝戦以降の10取組，朝乃山の不戦勝を含め，全ての取組で東が勝つという珍事が起きた。

１敗が全滅，２敗が９人というとんでもない展開。

大相撲秋場所七日目

旅行でさぼっていた相撲観戦を再開したい。千秋楽までに追いつくかな。

琴奨菊が再出場。

松鳳山左にやや変化したが琴勇輝がついていき，琴勇輝が突いて崩してはたき込み。

明生がもろ差し早く，逸ノ城を寄り切り。

志摩の海が右はず押しの左おっつけで押して攻め，魁聖に組ませず志摩の海の押し出し。

両者頭で当たって豊昇龍が低く押し込んだが，琴勝峰が引いて突き落とし。琴勝峰は自らの懐の広さを上手く使っている。

千代大龍が猛烈に突いていったが翔猿がかいくぐって中に入り，翔猿の右下手出し投げ。翔猿お見事。

炎鵬が潜って両前まわし，しかし琴奨菊が上から押しつぶした。決まり手は腰砕けがとられた。

若隆景が左に変わり気味に立ち，琴恵光が向き直ると若隆景が突進して中に入り，そのまま押し出し。若隆景が上手くとった。

竜電が頭で当たってそのまま押し込み，佐田の海を押し倒し。

阿武咲が懸命に押していったが，輝が受け止めて左からの突き落とし。輝がよく止めた。

高安が立ち合いかち上げで押していこうとしたが，碧山がさっと引いてはたき込み，際どいところで軍配高安。決まり手は押し出しとなったが，物言いがついてもよかったように思う。

宝富士が左四つ，徳勝龍を寄り倒し。

北勝富士が左からの喉輪で攻めて押し込んだが，霧馬山が土俵際で左突き落とし。軍配北勝富士で物言いがつき，軍配差し違えで霧馬山の勝ちとなった。

隆の勝と妙義龍の激しい押し合い，隆の勝が押し勝って押し出し。

照ノ富士が当たってすぐに遠藤の右腕をたぐると，遠藤がもろくも崩れて裏を向き，照ノ富士の送り出し。

大栄翔と栃ノ心が激しい押し合い，栃ノ心が耐えに耐えて右四つで捕らえ，栃ノ心の寄り切り。大栄翔は奮闘実らず。

両者頭で当たったが御嶽海が引いて呼び込み，玉鷲の押し出し。

正代が左四つで攻めていったがやや攻め急ぎ，隠岐の海が左からの突き落とし。

貴景勝と豊山の激しい押し合い，貴景勝が中に入って押し出し。貴景勝が取組後にやや首が痛そうであった。

照強が右に変化したがさすがに朝乃山ついていき，朝乃山の押し出し。

大相撲秋場所六日目

逸ノ城が右を差そうと攻めていったが，志摩の海が逃げて右をたぐって崩し，志摩の海が左からの突き落とし。

新入幕対決。離れて取る展開から，翔猿が豊昇龍を突き落とし。

松鳳山が中に入って攻めようとしたが，琴勝峰がゆうゆうと突き落とし。決まり手は下手捻りが取られた。松鳳山の左腕をひねったということか。

明生が肩透かしで引いて呼び込み，魁聖の押し出し。

琴恵光が左四つで佐田の海を寄り切り。

阿武咲が一度つっかけ。二度目は千代大龍がつっかけ。三度目，千代大龍が一気の出足で阿武咲を押し出し。

竜電が一度つっかけ。二度目は若隆景がつっかけ。三度目，若隆景と竜電が押し合い，若隆景が中に入って押し出し。

互いに左四つで寄ろうとし，高安が攻め込むと徳勝龍が右からの突き落とし，高安がこらえて抜けて一回転，向き直って攻めて左からの突き落とし。

輝一度つっかけ。二度目，炎鵬が中に入ろうとしたが輝が突き起こし，そのまま押し出し。

土俵中央で頭をつけあって膠着，碧山がけたぐりにいくと宝富士が攻め込んだが，土俵際で碧山が左からの突き落とし。決まり手はすくい投げがとられた。

霧馬山が小気味よく突いて，玉鷲を押し出し。この展開は予想できなかった。

北勝富士が低い立ち合いから横に付き，隆の勝を押し出し。

照ノ富士が右四つ早く，隠岐の海を寄り切り。

御嶽海が立ち合い当たってすぐに引き，遠藤をはたき込み。

正代がすぱっともろ差し，栃ノ心を寄り切り。

大栄翔が突き押し，豊山を押し出し。

妙義龍が先に形を作ったが引いて呼び込み，朝乃山の寄り切り。

照強が一度つっかけ。二度目，照強が中途半端に変化し，貴景勝が応じて突き出し。

大相撲秋場所五日目

旭大星が昨日の相撲で左アキレス腱を傷めて休場。

豊昇龍がもろ差し，錦木が外四つで寄ろうとしたが無理があり，錦木が振って呼び込み，豊昇龍が左からの外掛け。

旭大星休場，明生が不戦勝。

逸ノ城が先に右四つで形をつくり，魁聖を寄り切った。

志摩の海と琴勝峰が押し合い，志摩の海が先に攻めたが，琴勝峰が右を差して動きを止め，琴勝峰の押し出し。

松鳳山が一度つっかけ。二度目，千代大龍が手付き不十分で行司が止めた。三度目，千代大龍が一気の出足，電車道で松鳳山を突き出し。

立ち合い一度合わず。二度目，翔猿がつっかけ。三度目，激しい押し合いから琴恵光が右を差し，そのまま翔猿を寄り倒し。

両者頭で当たって左四つ，徳勝龍が先に攻めたが形が悪く，佐田の海がすくい投げ。

阿武咲が二度つっかけ。三度目，阿武咲が一気の出足で碧山を押し出し。

炎鵬が左に変化しで横に付き，裏に動いて竜電を送り出し。炎鵬に初日が出た。

輝が押し込んでから右を差そうとしたが，若隆景これをたぐって崩し，若隆景の押し出し。

宝富士が押していって左四つ，霧馬山を寄り切り。

高安が中に入って右四つ，万全で寄っていったかに見えたが，栃ノ心が左からの小手投げ。

隆の勝が懸命に押していったが足が流れ，豊山が土俵際で引き落とし。

遠藤と隠岐の海が左四つがっぷり，互いに寄って体を入れ替えてが続く相撲，隠岐の海が懐の広さで耐えると，遠藤もすばらしいバランス感覚で耐えしのぎ，隠岐の海が力尽きて遠藤が寄り切った。熱戦。

立ち合い一度合わず。二度目，今日も正代の圧力が強く，北勝富士に押し勝って押し出し。

照ノ富士が手付き不十分で行司が一度止めた。二度目，大栄翔が突いて攻めていったが照ノ富士がかいくぐって左差し，これで一気に逆転して照ノ富士の寄り切り。やはり照ノ富士は捕まえ方が上手い。

照強の立ち合いが低すぎ，御嶽海がさっとたぐって引っかけ。

貴景勝が一方的に突いて妙義龍を押し出し。妙義龍は何も出来ず。

朝乃山が左差しをうかがいながらはず押しで攻め，玉鷲を押し出し。

大相撲秋場所四日目

逸ノ城一度つっかけ。二度目，逸ノ城が左上手でがっちりと捕らえ，勢を寄り切り。

両者低い立ち合いから志摩の海が左上手の良い位置，両前まわし気味になって旭大星を寄り倒した。

松鳳山諸手突き，豊昇龍これを気にせず突き返し，豊昇龍の押し出し。

翔猿が突き放して左からいなし，横に動いて裏につき，魁聖を送り出し。翔猿が良い相撲。

離れて取る展開，琴勝峰が先に上手く引き，千代大龍をはたき込み。

離れて取る展開，琴恵光が明生を引き落とし。決まり手は最後にたぐっているので引っかけでよかったような。

炎鵬が左下手をとったが阿武咲が右を極めて崩し，そのまま阿武咲が寄り切った。炎鵬が左肘をやや痛そうにしていた。

２世（３世）力士対決。佐田の海が浅い右差しで寄ろうとしたが，若隆景が大きく引いて余裕を持った突き落とし。

碧山と竜電の押し合い，竜電がいなして崩し，そのまま押し出し。

徳勝龍が左四つで寄っていったが輝が懸命に耐え，徳勝龍が左からすくい投げで呼び込むと体が離れてはたき合い，輝が徳勝龍をはたき込み。

霧馬山と高安が互いに左四つ，こうなると高安が強く寄り切った。

宝富士が一気の出足，栃ノ心が引いて呼び込み，宝富士の寄り切り。

豊山が突き放したが妙義龍こらえて押し返し，これで妙義龍かと思われたが豊山が強烈に右から突き落とした。

照強一度つっかけ。二度目，遠藤が立ち合いで左四つ，そのまま照強を寄り切り。

両者頭で当たって離れて取る展開，隆の勝がいなして崩し，大栄翔を押し出し。

御嶽海がもろ差しとなったが隠岐の海が外四つで強烈に締め上げ，そのまま隠岐の海が寄り切った。これは隠岐の海を褒めるべきか。

照ノ富士が猛烈に攻めて押し込み，正代が押し返すと照ノ富士が右四つ，これで正代が下がって照ノ富士の押し出し。照ノ富士お見事。

朝乃山が右四つで捕らえ，北勝富士を寄り切り。

貴景勝と玉鷲が突き合い，貴景勝が突き勝って押し出し。

正代が負けて早くも小結以上の全勝が消滅した。

大相撲秋場所三日目

琴奨菊が左ふくらはぎを傷めて休場。

豊昇龍が先に右下手をとったが窮屈で，旭大星が左上手でぐっと引きつけて右差し，豊昇龍が下手投げで振り回そうとするも強引で，旭大星がそのまま寄り倒した。

逸ノ城が強く当たってすぐに引き，松鳳山をはたき込み。

両者頭で当たって低い押し合い，明生が当たり勝って志摩の海を送り出し。

翔猿と琴勝峰が押し合い，翔猿が優勢に進めてひっかけ。

琴奨菊休場，千代大龍不戦勝。

魁聖が先に左上手で捕らえ，琴恵光を寄り切り。

炎鵬が潜ろうとしたが佐田の海が右四つで捕らえ，佐田の海の左上手投げ。

阿武咲一度つっかけ。二度目，阿武咲が右四つで思い切って寄っていき，若隆景が土俵際でうっちゃり，両者の体が飛んで軍配阿武咲。物言いがついたが，スローで見ると阿武咲が残っており，やはり軍配通り。

碧山が立ち合い右に変化し，徳勝龍をはたき込み。

輝と高安が押し合い，輝が押し勝って右からの突き落とし。

宝富士が左四つ，竜電を寄り切り。

離れて取る展開，栃ノ心が押し切って豊山を押し出し。

照強手付き不十分で行司が一度止めた。二度目，照強が当たって潜ろうとしたが，霧馬山が即座に肩透かし。霧馬山お見事。

玉鷲と隠岐の海の押し合い，攻防あったが玉鷲が押し勝って押し出し。

御嶽海が先に攻めたが引いて呼び込み，隆の勝の押し出し。御嶽海は不用意な引きだった。

正代が一気の出足，遠藤を押し出し。

大栄翔と妙義龍が押し合い，大栄翔が押し込んだが，妙義龍がいなして逆転，妙義龍の押し出し。

貴景勝と北勝富士が押し合い，貴景勝が引いて呼び込み，北勝富士の押し出し。貴景勝も不用意な引きだった。

朝乃山が先に攻めて浅いもろ差し，これでは攻めきれず，朝乃山が左すくい投げをうつもかえって呼び込み，照ノ富士が左上手投げで投げ捨てた。朝乃山が３連敗。

大関二人に土がつき，小結以上で全勝が正代のみ，早くも混戦模様。

大相撲秋場所二日目

再入幕対決。逸ノ城が右四つ，旭大星を寄り切り。

志摩の海が低く攻めて押し込み，豊昇龍も懸命に耐えたが，志摩の海が右を差してより倒した。物言いがついたが軍配通り。

翔猿一度つっかけ。二度目，松鳳山張り差しで取組が始まったが手付き不十分で止められた。三度目は翔猿が突いて攻めたが，一気に引いてはたき込み。

魁聖が右四つで寄っていったが上手が切れ，琴勝峰が土俵際で振り回して体を入れ替え，琴勝峰の寄り切り。魁聖の動きが悪い。

琴奨菊と明生が互いに左四つ，琴奨菊が攻めて先にがぶり寄り，明生が回り込んで上手く逃れ，琴奨菊のスタミナが切れると明生が逆襲し，明生の寄り切り。

千代大龍がMSPで佐田の海をはたき込み。

阿武咲が琴恵光をはたき込み。

立ち合い一度合わず。二度目，炎鵬が潜ろうとしたが徳勝龍が上手く左からすくって寄り倒し。徳勝龍が上手く取った。

碧山が終始突き放し，若隆景を押し出し。碧山が今日はよく突いていた。

竜電がはず押しからもろ差しになろうとしたが，高安が右上手をとって左はしぼり，高安が寄り切った。力強い押し合いが見られてよかった。

輝が先に攻め込んだが，宝富士が土俵際でかわして右からの突き落とし。

霧馬山が当たってすぐにかわすと，豊山が目標を見失ってそのまま飛び出していった。決まり手は突き落とし。

照強が変化気味に立って中に入り，栃ノ心を押し出し。

妙義龍が遠藤を押し出し。

正代が一方的に押して玉鷲を押し出し。この展開は予想してなかった。

大栄翔と北勝富士が押し合い，大栄翔の突き落とし。

照ノ富士手付き不十分で一度行司が止めた。二度目，御嶽海が当たってすぐに引くと照ノ富士のバランスが崩れ，御嶽海が横について送り出し。

隆の勝が立ち合い当たり勝って強く押し込み，もろ差しになって朝乃山を寄り切り。朝乃山がまさかの連敗スタート。

貴景勝が一気の出足で隠岐の海を押し出し。

大相撲秋場所初日

白鵬・鶴竜・石浦が休場。阿炎が謹慎休場。

豊昇龍が低く当たってもろ差し，逸ノ城が振り回したり巻き替えたりしようとしたが，豊昇龍が下手投げで崩して寄り切った。豊昇龍は新入幕初日で初白星。

松鳳山と旭大星の押し合い，松鳳山が張り手をみまったが，旭大星の押し出し。

翔猿が右四つ早く，低く寄って志摩の海を寄り切り。翔猿も新入幕初日で初白星。

明生が先に攻め込んだが，琴勝峰の懐が深く，大きな身振りではたきこんだ。

琴奨菊がもろ差し，魁聖を寄り切り。

千代大龍が琴恵光をはたき込み。

阿武咲が一気の出足で佐田の海を押し倒し。

若隆景が一気の出足で炎鵬を押し出し。

竜電右上手で徳勝龍左下手，両者半身で様子をうかがっていたが，竜電が上手で引きつけて寄り切った。

輝と碧山が押し合い，輝がすぐに押し倒し。

高安と宝富士が互いに左差しで膠着，長い相撲になり，宝富士がしばらくして右上手投げで崩そうとしたが，高安向き直って浅いもろ差し，これで高安が寄り切った。

霧馬山が右四つ，栃ノ心は上手がなく，霧馬山が左からの外掛けで崩して寄り切った。霧馬山が良い相撲。

豊山が突いていこうとしたが照強が潜ると豊山が引いて呼び込み，照強の寄り切り。

妙義龍が低い立ち合いで押し込み，隠岐の海を押し出し。隠岐の海は何もできず。

両者頭で当たってから大栄翔が猛烈に突いて攻めたが，玉鷲がかわして突き落とし。大栄翔は苦労が報われなかった。

御嶽海が右四つでそのまま力強く寄り，北勝富士を押し出し。

正代が一気の出足，隆の勝を押し出し。

貴景勝が先に攻めて押し込み，照ノ富士を押し出し。貴景勝が今の大関の意地を見せた。

遠藤手付き不十分で一度行司が止めた。二度目，遠藤当たってから終始左からおっつけて崩し，朝乃山が突き放して押し込んだが遠藤左から差してこらえ，遠藤左差しの腕を返して朝乃山を崩すと，朝乃山右上手をとって上手投げ，遠藤あわせてすくい投げをうち，体勢の良い遠藤がそのまま投げ飛ばした。遠藤の戦略勝ち。朝乃山は初日黒星発進で苦しい。