大相撲七月場所初日

4ヶ月ぶりの大相撲本場所である。日程が8月に入り込んでしまっているが,七月場所でよいのだろうか。名古屋で開催していないから名古屋場所はもってのほかだし。

 

照ノ富士が幕内に戻ってきた。照ノ富士が上手く密着して琴勇輝の突きを封じ,下から押し上げて押し出し。照ノ富士は2年半ぶりの幕内戦,2年11ヶ月ぶりの幕内白星。

琴恵光がさっともろ差しで中に入り,錦木を寄り切り。

琴勝峰が新入幕初日,思い切り当たって勢いそのまま,千代丸を押し出し。

琴奨菊が一度つっかけ。二度目,琴奨菊が右四つで捕らえ,若隆景を寄り切り。

高安が左四つで寄っていったがやや不格好で,琴ノ若が土俵際で左からのすくい投げ。

佐田の海が一度待った。二度目,立ち合い当たり勝ったのは松鳳山だったが,佐田の海が左にかわして横に付き,佐田の海の寄り切り。

栃ノ心が右四つで捕らえ,志摩の海を強烈にひきつけて寄り切り。

妙義龍が低く攻めて押し込み,魁聖を押し出し。魁聖は新婚初日黒星。

離れて取る展開,玉鷲が勢を突き落とし。勢は25kg痩せたとのこと。

千代大龍がMSPで石浦をはたき込み。

照強が変化気味に立って,徳勝龍を右からの小手投げ。

 

竜電が右上手で炎鵬を捕らえ,寄って崩して決まり手は切り返し。きれいな切り返しだった。

離れて取る展開,北勝富士が阿炎を突き落とし。阿炎も新婚初日黒星。

輝が右からおっつけて崩し,碧山を押し出し。輝の攻めが強かった。

霧馬山が一度つっかけ。二度目,大栄翔がまわしをとらせず終始突き放し,大栄翔の押し出し。

御嶽海が強く当たって浅いもろ差し,宝富士をそのまま寄り切った。

阿武咲が攻め込んだが正代がこらえて左上手投げ,正代が強引な上手投げで投げきった。

朝乃山が強く当たって左上手,そのままさっと上手投げで崩し,隆の勝を送り出し。

貴景勝が終始突き放して攻勢,豊山を押し出し。貴景勝はカド番初日白星発進。

両者当たって鶴竜が右から足を払おうとしたが,遠藤が自らの左足を引くと鶴竜の右足が空振り,そのままバランスを崩して鶴竜が倒れた。決まり手は腰砕けがとられたが,鶴竜の自滅というよりは遠藤のとっさの反応が勝ったという感じなので,はたき込みか何かにしてもよかったと思う。いずれにせよ,遠藤お見事。あまり見ないシーンであった。遠藤金星。

白鵬が左差し,隠岐の海が右上手をとって攻めると,白鵬が上手く引いて肩透かし。

 

この4ヶ月間で蒼国来,豊ノ島,青狼,徳真鵬,栃煌山が引退した。場所後の感想でまとめたい。

大相撲春場所千秋楽

三賞は技能賞が碧山,敢闘賞が隆の勝,殊勲賞は阿武咲。

 

碧山は昨日の結び前の取組で今日は幕内最初の取組で,なんとなく変な感じはする。石浦が潜って両前まわし,左からの出し投げで崩し,碧山を寄り切り。碧山は11勝で終戦

奄美が一度つっかけ。二度目,照強が潜ってもろ差し,大奄美が極めたがやや緩く,照強の寄り切り。

千代大龍が右の張り差し,志摩の海がこれを右にかわして,志摩の海が一方的に攻めて押し出し。

錦木がもろ差し,佐田の海をつり出し。錦木が千秋楽に力を発揮した。

栃ノ心が一度つっかけ。二度目,琴ノ若が諸手突きから突いて右下手,左上手もとったが下手が切れ,やや苦しんだが右下手もとって右四つ十分,最後は左上手捻り。

7-7対決。両者頭で当たってから押し合い,輝が押し勝って明生を押し出し。明生負け越し。輝勝ち越し。

栃煌山が当たり勝ってもろ差し,妙義龍が首投げをしようとしたのか思い切りすっぽ抜け,栃煌山の送り倒し。

竜電が一度つっかけ。二度目,竜電が当たって右上手,上手投げから左前まわしとお手本のような崩し,そのまま東龍を寄り切った。東龍は元気がないまま終戦

阿炎が諸手突きでいったが魁聖が押し返し,しかし阿炎がひらりといなして魁聖の横に付き,阿炎の押し出し。あっさり終わってしまった。

両者立ち合い当たって勢が当たり勝ったが,勢の二の矢で炎鵬が両前まわし,炎鵬が間髪入れずに左下手投げ。

 

阿武咲が低い立ち合いから猛烈に押し,御嶽海を押し出し。

7-7対決。押し合いになるかと思われたが,千代丸が右四つとなって寄っていき,豊山が土俵際で左から突き落として軍配千代丸。物言いがつき,協議の結果,豊山の足が残っていると見なされて軍配差し違え。豊山の右足が土俵を割るのと千代丸の足が返るのがほぼ同時であったので,死に体が優先されて取られたのは珍しく,同体取り直しでも良かった気はするが,この判定でも不服はないというくらい。千代丸負け越し,7-6-2の負け越しなので悔しかろう。豊山は良い相撲が多かった割には千秋楽での勝ち越しとなった。

玉鷲が喉輪で攻めて徳勝龍を押し出し。

7-7対決。琴奨菊が左四つでがぶりにがぶって懸命に寄ったが,隠岐の海が回り込んで逃げて右上手投げ。琴奨菊負け越し,6場所連続の負け越しとなった。隠岐の海勝ち越し。

大栄翔が一気の出足で攻めていったが,霧馬山が右から強烈に突き落として逆転,そのまま突き落とした。

宝富士が右から強烈におっつけて押し相撲,遠藤を押し出し。宝富士は自らも左四つで取れるところ,外しておっつけたのがお見事。遠藤負け越し。

松鳳山思い切って変化したが北勝富士がついていき,上手い変化だったが北勝富士は読んでいたと思われる。北勝富士が押して攻めていったが松鳳山が逃げ回り,松鳳山が左からたぐって体を入れ替え,松鳳山の寄り切り。

これより三役。隆の勝が強く当たって右から強烈におっつけ,正代を押し出し。隆の勝が千秋楽で会心の相撲をとって12勝目。

両者当たって貴景勝が押していったが,朝乃山が左下手を取ると貴景勝引いてまわしを切り,逆に朝乃山はまわしを切られたが左からおっつけてそのまま攻め続け,朝乃山が離れたまま押し出した。朝乃山は11勝となり三場所計32勝,場所後に激論となりそう。貴景勝は負け越し,来場所はカド番。

横綱の千秋楽愛星決戦は平成25年の九州場所以来とのこと。白鵬が一度つっかけ。二度目,鶴竜立ち合い当たって右四つの良い形,しかし白鵬即座に巻き替えて左四つ,逆の四つだが体勢良くなり,やや膠着すると白鵬さらに巻き替えてもろ差し,鶴竜が対抗して巻き替えて右四つとなったが,白鵬がそこを寄って寄り切った。白鵬は冷静に四つ相撲を取ればやはり強い。この二人の巻き替え合いはよくある展開だが,今場所は白鵬が制した。

 

白鵬が44回目の優勝。通常は十両の取組中にある教会挨拶が結びの一番の後となった。また,賜杯授与式は全関取が立ち合い,内閣総理大臣杯も八角理事長が代読・授与する形となった。表彰の大半を辞退しているので展開が早く,神送りの儀式までNHKが放映するという点まで,珍しい千秋楽であった。

大相撲春場所十四日目

琴ノ若が右四つ,錦木が巻き替えようとしたところで,琴ノ若が左から上手出し投げ。琴ノ若勝ち越し。

両者強く当たって明生が先に攻め,石浦引いてしまい明生の押し出し。石浦は引くと左に回るというのを花田虎上氏に再三指摘されている。明生7-7。

志摩の海と勢の押し合い,勢が右を差すとかえって足が流れ,志摩の海が左からの突き落とし。志摩の海勝ち越し。

千代大龍が左に変化,琴奨菊をはたき込み。千代大龍勝ち越し。琴奨菊7-7。

千代丸が立ち合いで諸手突きも空振り気味,左にかわして横に付き,そのまま照強が押し出した。照強勝ち越し。千代丸が休場も加味すると7-7。

栃煌山が立ち合いでもろ差し,一度離れたがそのまま東龍を押し出した。東龍は立ち合いミス。

佐田の海の一気の出足で左四つ,松鳳山を寄り切り。

玉鷲が突き起こして一方的に突き,大奄美を押し出し。

炎鵬一度つっかけ,二度目,炎鵬が潜って深い左下手,妙義龍があわせて右上手,炎鵬が左下手投げをうって引っ張り込むが,妙義龍があわせて寄っていき,投げの打ち合いの形となって妙義龍の上手投げ。

豊山が突いていったが足が流れ,栃ノ心が肩透かし。豊山は腰が引けていた。豊山7-7。

 

隆の勝が強く当たって右からおっつけ,御嶽海が引くと右四つで捕え,隆の勝が寄り切った。隆の勝の会心の相撲。隆の勝11勝目。

隠岐の海と霧馬山が左四つ,隠岐の海の左足が下がって腰が下がると,霧馬山が機敏に右上手捻り。非常に上手い上手捻りだった。霧馬山勝ち越し。隠岐の海7-7。

魁聖が左四つで捕えて寄っていったが,徳勝龍が右からの突き落とし。

大栄翔が終始突き放し,竜電が右・左とおっつけて崩そうとするが上手く外し,最後は喉輪で攻めて大栄翔の押し出し。大栄翔勝ち越し。

北勝富士が一気の出足,輝を押し出し。輝7-7。

阿炎が当たってすぐに引き,遠藤を引き落とし。遠藤7-7。

正代が立ち合い当たってすぐにもろ差し,宝富士を寄り切り。正代勝ち越し。

阿武咲一度つっかけ。二度目,貴景勝と阿武咲の押し合い,阿武咲が引いて呼び込み,貴景勝の押し出し。貴景勝7-7。

白鵬が一度つっかけ。二度目,碧山が前のめりに攻めたが,白鵬が左にかわして上手投げ。やはり碧山の動きが固かった。

朝乃山立ち会い右四つで終始攻めていったが,鶴竜下がりなら巻き替えてもろ差し,土俵際で鶴竜が右下手投げ,朝乃山あわせて左上手投げ,両者ほぼ同時に土俵を割って軍配朝乃山。物言いがついて長い協議となり,軍配差し違えで鶴竜の勝ちとなった。同体取り直しでもよかった気はするが,鶴竜は下がりながら最速で巻き替えたのが勝機で,もろ差しでの下手投げだったので朝乃山よりも体が落ちるのがわずかに遅かった。鶴竜を褒めざるをえない。

 

優勝争いはここに来て2敗の横綱二人に絞られた。久々の千秋楽相星決戦である。

大相撲春場所十三日目

勢が左四つ,琴ノ若を寄り切り。勢勝ち越し。

石浦が低く潜ろうとしたが,志摩の海が押し返して入らせず,志摩の海の押し出し。

千代大龍が立ち合いの変化に失敗,明生の寄り切り。

千代丸と栃煌山の押し合い,千代丸がいなして引き落とし。

奄美が右四つで寄っていったが,土俵際佐田の海が左上手投げ。大奄美負け越し。

大関対決。琴奨菊が立ち合いもろ差し,これでほぼ決まってしまい,がぶり寄りで栃ノ心を寄り切り。栃ノ心負け越し。

碧山が立ち合いすぐに引いて呼び込み,隆の勝の押し出し。碧山が見るからに緊張していて固かった。

霧馬山やや左に動いて立って魁聖の横に付き,霧馬山の送り出し。

玉鷲一度つっかけ。二度目,玉鷲が突き起こして東龍を突き出し。東龍負け越し。

妙義龍が当たって先に攻めたが,錦木が下がって右からのすくい投げ。

 

照強が右の張り差しから潜ろうとしたが,阿武咲がひるまず押し返すと照強裏を向き,阿武咲の送り出し。阿武咲勝ち越し。

御嶽海が押そうとすると宝富士が右からあてがって受け止め,さらに宝富士が御嶽海の左をたぐろうとしたがこれがすっぽ抜け,御嶽海が再度攻勢に出て押し出し。

松鳳山が一度つっかけ。二度目,松鳳山が張り差しから右下手,徳勝龍も左上手で寄っていったが,松鳳山がもろ差しから土俵際でさっと左下手投げ。軍配徳勝龍で物言いがつき,軍配差し違え。決まり手は送り出しがとられた。

隠岐の海が左差し,豊山が右から絞って攻めたが,隠岐の海も右から攻めて突き落とし。

炎鵬が潜ろうとしたが大栄翔が押し返し,炎鵬が大栄翔の右をたぐってとったり。軍配大栄翔で物言いがつき,同体取り直し。明らかに炎鵬が有利だったと思うのだが。二度目,炎鵬潜ろうとして大栄翔押し返し,そのまま離れて取る展開となったが,炎鵬がひらりとかわして引き落とし。

石川県対決。遠藤が左下手で輝が右上手,遠藤がまわしを切り,もろ差しとなって寄り切った。

北勝富士が右四つになって懸命に寄っていったが竜電がこらえ,寄り返して巻きかえもろ差し,これで竜電の寄り切り。

阿炎が先に攻めて猛烈に突いたが正代が耐えきり,阿炎が引いて呼び込んで正代の押し倒し。正代がよく我慢した。阿炎負け越し。

貴景勝が押していったが鶴竜が右下手をさっと取って捕え,鶴竜が両前まわしをとって寄り切った。

白鵬が右四つ早く先に体勢をつくり,朝乃山を寄り切り。朝乃山は正面から負けてしまった。

 

白鵬鶴竜・碧山が2敗で並び,朝乃山・御嶽海・隆の勝が3敗。

大相撲春場所十二日目

離れて取る展開,錦木が引くと琴奨菊が膝が入ってほとんど自ら倒れた。決まり手は引き落としがとられたが,腰砕けに近い。

石浦一度つっかけ。二度目,石浦琴ノ若も離れて取る展開,石浦が左からたぐって崩しもろ差し,琴ノ若を寄り切り。石浦が上手くとった。石浦勝ち越し。

照強が右に変化して,明生を寄り切り。決まり手は送り出しでもよかった気はする。この変化は読めず,上手い。

佐田の海が差し勝ってもろ差し,東龍が左からの小手投げで抵抗したが,佐田の海が寄り切った。

奄美が右四つ,栃煌山を寄り切り。

栃ノ心が攻めていったが前のめり,千代丸の突き落とし。

松鳳山もろ差しになったが魁聖が外四つで締め上げ,魁聖の寄り切り。今場所の松鳳山,もろ差しにはなるのだが勝てない。魁聖勝ち越し。

霧馬山が左上手の良い位置をとって頭をつけ,じりじりと寄って右前まわしもとって万全,志摩の海を寄り切り。

千代大龍が一気の出足で攻めていったが宝富士が受け止め,土俵際で右からの強烈な突き落とし。宝富士勝ち越し。

玉鷲が猛烈に突いていったが,勢が土俵際ではたき込み。

 

阿炎が諸手突きから突いていったが,豊山がのけぞって耐え,左からの突き落とし。

碧山が立ち合いから重い突きを猛烈に繰り出し,御嶽海を押し出し。碧山が絶好調で1敗維持。

輝が浅いもろ差し,隠岐の海が挟み込もうとしたが輝が耐えて前進し,輝の押し出し。

妙義龍が攻め込んだが前のめり,徳勝龍が伝家の宝刀右からの突き落とし。

阿武咲が突いてからもろ差しで中に入り,大栄翔を寄り切り。相手が大栄翔なら押し合いより組んだ方が勝ちやすいと判断したか。好判断だった。

炎鵬潜ってもろ差しになったが,北勝富士が思い切り両側から極めて,北勝富士の極め出し。

朝乃山が右四つの形を作りながら寄り,隆の勝が思い切り引いたが,朝乃山が崩れず押し倒し。朝乃山2敗維持。

竜電一度つっかけ。二度目,貴景勝が当たってすぐに引き,竜電をはたき込み。

白鵬右からの強烈な張り差し,さらに二度三度と張り手を見舞って攻めたがかえって脇が開き,正代が頭を下げて押し返し,白鵬が脆くも崩れて正代の逆襲,正代の押し出し。正代が何度も張られて萎縮しなかったのもお見事だったが,白鵬があれだけ張り手をうって自らの脇を開けてしまうのも珍しい光景で,白鵬は組めない事情があるのかもしれない。白鵬2敗に後退。

遠藤一度待った。二度目,両者手付き不十分で行司待った。一つ前の相撲が強烈過ぎて緊張感が残っている。三度目,遠藤が立ち合いで両前まわしをとって寄っていったが,鶴竜が落ち着いて右からの上手投げ。

 

碧山が1敗,白鵬鶴竜・朝乃山が2敗という展開。二場所連続の平幕優勝あるか。

大相撲春場所十一日目

千代丸が再出場。熱は蜂窩織炎によるものだった。そのまま休場していた方がいいのでは……

 

碧山が一方的に突いて,琴ノ若を突き出し。碧山は10勝目。

琴奨菊が諸手突きから右四つ,がぶって千代丸を寄り切り。琴奨菊は幕内708勝目で史上単独8位に。

奄美と勢が互いに右四つ,勢が右下手投げで崩し,勢の寄り切り。

照強が低い立ち合いで中に入り,東龍を押し出し。

魁聖が右四つで捕え,千代大龍を寄り切り。

明生が上手くいなして佐田の海を引っ掛け。佐田の海負け越し。

隆の勝が強く当たり,石浦が引いて呼び込み,隆の勝の押し出し。

霧馬山が当たってすぐに左に動いて錦木の裏につき,錦木を左からの送り投げ。やや珍しい決まり手。錦木負け越し。

松鳳山が張り差しから張り手で離れて取る展開,しかし志摩の海が押し返して押し出し。

玉鷲が前のめりに攻めて,栃煌山がはたき込み。玉鷲負け越し。

 

栃ノ心が右に変化して,輝をはたき込み。

豊山が右から強烈に絞って宝富士の左を差させず,そのまま押し込んで押し出し。豊山が良い相撲。

徳勝龍が一度つっかけ。二度目,徳勝龍が攻めていったが,炎鵬が土俵際で右にかわして突き落とし。軍配炎鵬で物言いがついたが,軍配通り。

隠岐の海が一度つっかけ。二度目,隠岐の海がさっと左四つで捕え,妙義龍を寄り切り。妙義龍負け越し。

大栄翔が押し勝ったが,御嶽海が土俵際でかわして送り出し。

阿武咲が先に攻めたが遠藤がまわしを引こうとして,阿武咲が引いて呼び込み,遠藤の寄り切り。阿武咲が捕まるのを怖がって引いてはいけなかった。

朝乃山が差し勝ってもろ差し,竜電を寄り切り。朝乃山の強い相撲だった。

貴景勝が先に攻めたが,阿炎が土俵際でいなしてかわし形勢逆転,阿炎の押し出し。貴景勝の身体が明らかに鈍い。

離れて取る展開,鶴竜が押し勝って正代を押し出し。

北勝富士が一度つっかけ。二度目,白鵬が一気の出足,北勝富士を押し出し。北勝富士がものすごい勢いで吹っ飛んでいった。

大相撲春場所十日目

琴勇輝が突き放し,大奄美が引いて呼び込み,琴勇輝の押し出し。

東龍が立ち合いでもろ差し,琴奨菊巻き替えて互いに右四つとなったが琴奨菊攻めれず,東龍がじりじりと寄って左上手投げ。

志摩の海が一度つっかけ。二度目,碧山が今日も猛烈に突いて志摩の海を突き出し。

魁聖が突き放し,石浦を押し出し。

離れて取る展開,明生が勢を左から突き落とし。組めれば勢だったのだが。

照強一度つっかけ。二度目,照強が右に変化気味の立ち合い,潜って琴ノ若の左足をとり,そのまま足取り。

栃煌山が浅いもろ差し,しかし錦木が思い切り極めて極め出し。

松鳳山栃ノ心の押し合い,栃ノ心が不格好ながら強烈にはたいて押し出し。松鳳山負け越し。

千代大龍が当たってすぐに左に動き,霧馬山を上手投げ。

隆の勝が攻めたが前のめり,宝富士がいなして左からの突き落とし。

 

離れて取る展開,互いに息が絶え絶えになるまで押しあったが,佐田の海が前のめりになったところで玉鷲が強引に右上手投げ。

輝と豊山の強烈な押し合い,輝が押し勝って中に入ったが,豊山が残して右からの突き落とし。豊山は最後よく粘った。

隠岐の海が立ち合い左四つに組み,すぐに右からの突き落とし。徳勝龍はお株を奪われた形。徳勝龍負け越し。

大栄翔が一気の出足,低く押して阿炎を押し出し。

妙義龍と北勝富士の押し合い,妙義龍のはたき込み。北勝富士負け越し。それほど負けているイメージが無かったが,いつの間に。

御嶽海一気の出足,遠藤を押し出し。御嶽海勝ち越し。

炎鵬潜ろうとしたが朝乃山が右からの小手投げで振り切り,冷静に朝乃山が突き放して炎鵬を押し出し。朝乃山勝ち越し。

貴景勝が一気の出足から猛烈に押していったが,正代が回り込んで逃げ回り,最後にいなしてはたき込み。貴景勝としては悔しい負けだろう。

立ち合い阿武咲が当たり勝って離れて取る展開,白鵬が徐々に体勢を戻そうとしていたところで阿武咲がいなし,白鵬がちょっとだけふらついたその瞬間,機敏に阿武咲が低く猛突進,これで完全に白鵬が崩れて吹っ飛び,阿武咲の押し出し。阿武咲が会心の相撲で金星。

鶴竜が左四つ,電車道で竜電を寄り切り。鶴竜勝ち越し。

大相撲春場所九日目

琴ノ若と英乃海が互いに右四つ,英乃海が寄っていったが,琴ノ若が左からの小手投げ。

東龍が一度つっかけ。二度目,大奄美が当たって右四つ,東龍を寄り切り。

魁聖が明生を押し出し。明生は昨日の相撲で左腕を痛めていた。

石浦左に変化し,勢がついていったがなおも石浦が横に動き続けていなし,石浦の送り出し。

照強が立ち合いに失敗し,志摩の海の押し倒し。

碧山が立ち合い当たり勝って千代大龍を押し出し。碧山勝ち越し。

両者頭から当たって琴奨菊がもろ差し,栃煌山を寄り切り。

松鳳山が張り差しから右四つとなったが動きが止まってしまい,錦木が押し返して押し出し。

隆の勝が低く攻めて突き起こし,玉鷲を押し出し。隆の勝勝ち越し。

霧馬山が浅いもろ差しとなったが,宝富士が両側から強烈に極めて極め出し。さすがに霧馬山が痛そう。

 

輝が頭から当たって強く押し,佐田の海を突き出し。輝が会心の相撲。

妙義龍が左に変化し,栃ノ心を押し出し。この変化は読めない。

徳勝龍が立ち合い左四つで阿武咲を捕え,徳勝龍の寄り切り。今日は先場所の徳勝龍だった。

大栄翔が懸命に押して,隠岐の海を押し出し。

遠藤が冷静に炎鵬を押し出し。

御嶽海が一気の出足,北勝富士を押し出し。

朝乃山がやや苦しみながら右四つ,正代が土俵際左から突き落とそうとしたが,朝乃山がこらえて寄り切った。

貴景勝豊山が強烈な突き合い,貴景勝がやや有利に進めていたが,豊山貴景勝の左をたぐり,これで攻めていって豊山の押し出し。

阿炎が猛烈に突いていったが,鶴竜が上手くいなして鶴竜の押し出し。

離れて取る展開,白鵬がまわしを取らせず竜電を押し出し。

大相撲春場所中日

千代丸が発熱で休場。

 

千代丸が休場で,明生が不戦勝。

志摩の海がもろ差し,琴奨菊が巻き替えて互いに右四つとなったが,志摩の海が右からのはず押しで押し切って寄り切り。

碧山が立ち合いからすぐに引き,大奄美をはたき込み。

石浦が低く入って左差し,さっと引いて錦木を肩透かし。

東龍一度つっかけ。二度目,勢が立ち合いから一気の出足,東龍を押し出し。

千代大龍が立ち合い当たった後引いて呼び込み,琴ノ若の突き出し。

魁聖が右四つで捕え,照強を寄り切り。

松鳳山が張り指しから左四つ,足をかけてから栃煌山を右上手投げ。栃煌山負け越し。

宝富士が佐田の海を押し出し。

玉鷲が押していったが栃ノ心がなんとか受け続け,栃ノ心の右下手出し投げ。

 

隆の勝が当たってすぐに妙義龍を引き落とし。

輝が押し続けて霧馬山を押し出し。

炎鵬が大きく左に跳んで八艘飛び,ただし阿武咲がついていき,炎鵬が逃げ回ってから左差し,阿武咲を肩透かし。

大栄翔が一方的に攻めて徳勝龍を押し出し。

遠藤が左下手をとったが隠岐の海が右上手,隠岐の海が攻めて寄り切った。

豊山が猛烈に突いて崩し,左を差してすぐに朝乃山をすくい投げ。朝乃山が2敗に後退。

正代が左四つで一気の出足,竜電を寄り切り。

両者頭で当たって貴景勝北勝富士が押し合い,貴景勝が引いて呼び込み,北勝富士が攻め込んだが貴景勝が土俵際でかわしていなし,北勝富士が崩れて貴景勝が再度攻め,貴景勝の押し出し。

阿炎が一度つっかけ。二度目,阿炎が立ち合いの諸手突きから攻めたが足がおいつかず,白鵬がかわして阿炎が倒れた。決まり手はとったりがとられたが,腰砕けに近い。白鵬勝ち越し。

両者頭で当たって鶴竜が当たり勝ち,御嶽海が引いて呼び込み鶴竜の押し出し。

大相撲春場所七日目

志摩の海が左からおっつけて攻めたが攻めきれず,東龍が右四つで寄り切った。

奄美が左四つ,錦木が右から振って強烈な小手投げをうったが引っ張り込みすぎ,大奄美の寄り切り。

琴ノ若もろ差しも効かず,魁聖が右四つで寄っていったが琴ノ若が土俵際で巻き替えてもろ差し,琴ノ若が寄り返して寄り切った。

琴奨菊が当たって左四つ,がぶって崩し,明生を左からのすくい投げ。

千代丸が攻め続け,石浦が逃げ回ったが,千代丸の突き出し。

碧山が突き放そうとしたが照強がかいくぐって右下手,碧山がかなり強く下手を極めていたが,照強がかまわず右下手投げ。しかし,照強が右腕を痛めていた。

千代大龍が今日もMSPを決めて勢をはたき込み。千代大龍は口の中が切れた模様で,よくゆすいでいた。

栃煌山が浅いもろ差しで寄っていき,佐田の海が土俵際でかわしてはたき込み。タイミングがかなり際どく軍配栃煌山で物言い。短い協議の結果,佐田の海が残っているとされ軍配差し違いとなった。

栃ノ心左に変化して左上手,宝富士がついていってもろ差しとなって栃ノ心は外四つ,寄り合いからつり合いになる力比べ,投げの打ち合いとなり栃ノ心右上手投げ,宝富士左下手投げで栃ノ心が投げ勝った。両者ともに相撲が雑である。

隆の勝が当たり勝って右差し,輝を寄り切り。勝った隆の勝の右頬が切れて出血していてた。

 

玉鷲一度つっかけ。二度目,玉鷲が懸命に突いて,妙義龍を押し出し。

両者低く当たって霧馬山の足が滑り,そこで阿武咲の左上手出し投げ。霧馬山は惜しい負け。

松鳳山が一度つっかけ。二度目,竜電が当たって左四つで捕え,松鳳山がもがいて一度上手を切ったが,竜電引いてフェイント,松鳳山が攻めかかったところで右前まわしをつかんで万全,松鳳山が右小手投げにいったが呼び込み,そのまま竜電の浴びせ倒し。

大栄翔が攻め続け,豊山を押し出し。

阿炎が左に変化したが北勝富士がついていき,阿炎さらに大きく引いてはたき込み,北勝富士も押し込んで軍配阿炎。物言いがついて長い協議になり,スローVTRで見ると阿炎が残っているように見えた。やはり軍配通り。

隠岐の海が立ち合い当たり勝ち,正代がもろ差しとなったが腰が高く体勢が悪く,隠岐の海巻き替えて左四つ,隠岐の海の寄り切り。

朝乃山が当たり勝ち,遠藤が上手く差してもろ差しとなったが,朝乃山が強烈な右からの小手投げ。

貴景勝が当たってすぐに引き,徳勝龍を左から突き落とし。

鶴竜の諸手突きが炎鵬の顔面に当たり,これでほぼ決まってしまい鶴竜の押し出し。

白鵬が右四つ,御嶽海を寄り切り。御嶽海は予想以上に抵抗できなかった。

大相撲春場所六日目

離れて取る展開,千代丸が琴ノ若を押し出し。

東龍が引いて呼び込み,魁聖が右四つで寄り切り。

錦木がやや時間がかかったが左四つ,志摩の海も右からしぼったが止められず,錦木の寄り切り。

琴奨菊立ち合い当たって浅いもろ差し,大奄美もがいたがそのまま琴奨菊が寄り切った。

碧山が強く突き,明生をはたき込み。

照強が大きく左に変わったが,変化が大きすぎて決まらず,両者向き直って照強がつっこんでいって右四つ,勢が右からのすくい投げ。

千代大龍が強く当たってCSP,佐田の海をはたき込み。

隆の勝が突いて攻め,栃煌山が土俵際で浅いもろ差しとなると隆の勝引いて巻き替え,隆の勝が右四つとなって再度攻勢,隆の勝の寄り切り。隆の勝の動きが機敏で上手くとっていた。

石浦が左に変化して栃ノ心を上手投げ。これは石浦の変化が上手かった。

松鳳山が諸手突きからもろ差しとなったが,霧馬山が右から豪快な上手投げ。霧馬山の投げが強かった。

 

輝が左から強烈におっつけ,妙義龍は裏を向いてしまい,輝の押し出し。

玉鷲と竜電が押し合いから竜電が左四つ,玉鷲を寄り切り。

阿武咲が低く攻めて押し込もうとしたが宝富士が受け止め,回り込んでいなして突き落とし。

阿炎が猛烈に突いていったが隠岐の海が耐えきり,阿炎が引いて呼び込むと,隠岐の海の押し出し。

遠藤が低く当たって左を差しながら押していき,北勝富士これを振りほどこうとしたがかえって圧力を欠き,遠藤がそのまま押し出した。

御嶽海が立ち合い当たり勝ってもろ差し,朝乃山が左上手投げで打開せんとしたが御嶽海崩れず,御嶽海の寄り切り。好調と絶好調の対決という様相であった。御嶽海が6連勝で全勝維持,朝乃山は5-1に。

大栄翔が上手く突いて,正代を押し出し。

貴景勝がよく見て突いて,炎鵬を突き出し。

白鵬が張り差しからもろ差しで捕え,豊山を寄り切り。

徳勝龍と鶴竜が互いに左四つ,徳勝龍が左から振り回して寄り切り。徳勝龍が金星。鶴竜は本当に弱っている。

大相撲春場所五日目

剣翔と高安が今日から休場。千代大龍は出場する模様。

 

琴ノ若が押し込んでからもろ差し,東龍を寄り切り。琴ノ若が上手かった。

千代丸が突いたが今日は威力を欠き,大奄美が右四つで捕えて寄り切り。

明生が左下手,錦木が右からの小手投げで崩そうとしたが遅く,明生が寄り切り。

魁聖が右下手をうかがいながら押し込み,志摩の海を押し出し。

剣翔が腰のヘルニアの悪化で休場,碧山の不戦勝。碧山は5連勝。

石浦が潜って浅いもろ差しとなるが,琴奨菊が今日は馬力を発揮し,外四つのまま寄り切った。

激しい差し手争いから佐田の海が左上手をとり,上手投げをうつと勢があわせて右下手投げで投げのうちあい,ほぼ同時に落ちて軍配勢。物言いがつき,軍配差し違えで佐田の海の勝ちとなった。無観客で館内説明というのも奇妙だが,放送で見ている我々にはありがたい。

照強が深いもろ差し,栃ノ心が外四つでつりあげてクレーン,しかし土俵まで距離があり,照強が暴れて食い止め,降ろされると同時に横について左下手投げ,栃ノ心も合わせて右上手投げをうったが,照強が投げ勝って下手投げが決まった。熱戦。

千代大龍が強い立ち合いから攻め続け,隆の勝をはたき込み。千代大龍はケガがあるからこそ攻めたという感じ。

霧馬山が立ち合い当たってからさっと左下手,右上手もとって万全,栃煌山を寄り切り。霧馬山は会心の相撲。

妙義龍が一方的に攻めて松鳳山を押し出し。松鳳山はインタビューで「最近見て面白かったアニメは『鬼滅の刃』。Netflixで全話見た」と言っていたのが面白かった。

 

阿武咲が低く押し込み,玉鷲を押し出し。阿武咲が良い圧力だった。

竜電と宝富士が互いに左四つ,竜電巻き替えて右四つになったが,逆の四つながら宝富士が良い形,宝富士がそのまま寄り切った。

阿炎が諸手突きからさっと引き,輝を右上手投げ。

炎鵬が潜ろうとして潜れず,さっと引いて隠岐の海の右をたぐり,決まり手は引っ掛け。

両者強い当たりから激しい押し合い,大栄翔が押し勝って北勝富士を押し出し。

正代が強く当たって押し込んだが遠藤がもろ差しとなって残し,遠藤が逆襲して寄り切り。

高安が左足のケガで休場,朝乃山が不戦勝。

御嶽海が会心の立ち合いで密着し,貴景勝を寄り切り。

鶴竜が一気の出足,豊山が突いて抵抗しようとしたが,鶴竜が物ともせずに押し切って押し出し。

両者が左下手,徳勝龍が必死に寄っていったが,白鵬がこらえて左下手投げ。徳勝龍が善戦したか。

大相撲春場所四日目

東龍が明生をはたき込み。

剣翔が右四つで先に攻めたが,琴ノ若が巻き変えてもろ差し,ついで体を入れ替えて琴ノ若の寄り切り。琴ノ若が器用な相撲をとった。

志摩の海が低く押し込んで攻め続け,千代丸を押し出し。

魁聖が立ち合い右四つ早く,大奄美を寄り切り。

錦木が右差しからもろ差しになったが,碧山が極めて左からの小手投げ。錦木は差し手をもっと深くしたかったところ。

石浦が綺麗に潜って左下手,そのまま千代大龍を寄り切り。千代大龍石浦の潜りを全く予想していなかった。千代大龍は落ちた時に左足をひねり,支えられての退場。明日が危ぶまれる。

照強の塩まきの音が聞こえた。照強低く当たったが琴奨菊が跳ね返して攻勢,照強たぐったがやや呼び込む形,照強が土俵際で右下手をとって下手投げ,これで体を入れ替えると巻き替えて左四つ,さらに左下手投げをうつと琴奨菊合わせて右上手投げ,投げの打ち合いは照強が投げ勝って下手投げが決まった。

勢が右四つで栃煌山を寄り切り。

栃ノ心が肩越しで左上手をとったがさすがに体勢が悪すぎ,隆の勝がそのまま寄り切った。

霧馬山が右下手をとってからもろ差し,佐田の海が外四つのまま寄っていったが,霧馬山が豪快な左下手投げで逆転。

玉鷲が押し込んでいったが宝富士が左差しで耐え,最後は宝富士の左からのすくい投げ。

 

輝が松鳳山を押し出し。

竜電と阿武咲の押し合い,竜電が横を向いてしまい阿武咲が押し勝って押し出し。

阿炎が猛烈に突いてからかわし,妙義龍を引き落とし。

御嶽海が一気の出足,密着して豊山を押し出し。

遠藤がさっともろ差し,徳勝龍を寄り切り。

互いに右四つとなって北勝富士が寄っていったが,朝乃山がこらえて右下手投げ。さすがにああいう形になると朝乃山の方が強い。

炎鵬が潜って深い左下手と右前まわし,万全の姿勢で左下手投げで崩そうとしたが,正代崩れずそのまま前進,正代がそのまま寄り切った。炎鵬は相手の腰が重いまま前に出られると厳しい。

貴景勝と大栄翔の押し合いから,貴景勝が引いて呼び込み,大栄翔の押し出し。

白鵬今日は張り差しなく右下手,隠岐の海も寄ろうとしたが,白鵬が左上手をとって振って崩し,白鵬の上手投げ。白鵬は誕生日を勝利で飾った。

鶴竜もろ差し,しかし高安が先に攻めて外四つで寄ったが止まり,鶴竜のまわしが切れて浅いもろ差しに変わったところで膠着,なおも高安が攻めると鶴竜が左から突き落とした。倒れたところで高安が左足を押さえてうめき声を上げ,全く起き上がれず,館内が静かだとこのうめき声まで聞こえてしまうということがわかってしまった。高安が尋常ではない痛みようで車椅子退場となった。

大相撲春場所三日目

両者よく当たったが,大奄美が押し勝って明生を押し出し。

志摩の海が攻め込んだが腰が高く,琴ノ若が土俵際で右からのすくい投げ。

千代丸が立ち合い諸手突きからさっと引き,剣翔をはたき込み。

東龍が錦木をはたき込み。錦木絶不調。

碧山が強烈な突きで崩し,琴奨菊を押し出し。

勢と魁聖が右四つ,魁聖が先に攻めたが勢が下手投げで止めて寄り返し,勢の寄り切り。

照強が低い立ち合い,しかし千代大龍がかわしてはたき,左からの上手投げ。

栃煌山が押していって石浦が逃げ回り,石浦が左下手で捕えて動きが止まると,石浦が右からフェイントを入れて左下手捻り。石浦お見事。

隆の勝が中に入ってもろ差し,佐田の海を寄り切り。

栃ノ心今日はいい立ち合いでがっちり右四つ,霧馬山を万全に寄り切り。

松鳳山が右からの小手投げで崩そうとしたが宝富士崩れず左四つ,しかし宝富士も体勢不十分で寄れず,松鳳山が巻き替えてもろ差し,松鳳山が再度右からの小手投げで今度はこれが決まり,宝富士を送り出し。

 

お互い強烈な立ち合い,輝が当たり勝ってもろ差し,輝が玉鷲を押し出し。

これもまた両者強烈な当たり,竜電が深い左下手をとって妙義龍を捕え,右上手もとって万全,竜電の寄り切り。

阿武咲一度つっかけ。二度目,阿炎が猛烈に突いて阿武咲を引き落とし。阿炎が引いたというよりも阿武咲が前のめりに倒れたという感じ。

非常にふわっとした立ち合いから,豊山が必死に突き放して炎鵬が食らいつくという展開,両者が相手の手を握って手四つの状態,一度離れてから再度手四つの状態に戻り,かなり長い相撲になったが豊山がさらに突き放すと,とうとう炎鵬がバランスを崩して豊山の押し倒し。大熱戦。このまま行けば今場所最高の取組かも。

北勝富士が一気の出足,徳勝龍が懸命に回り込んだが,北勝富士が追いすがり,徳勝龍が土俵際で得意の右からの突き落としをみまったが,北勝富士の押し出し。物言いがついたが,徳勝龍の足が明確に先に落ちており,協議の結果は軍配通り。

御嶽海が攻め続け,正代を押し出し。御嶽海好調。

離れて取る展開となったが,朝乃山が大栄翔を押し出し。離れて取る展開なら大栄翔かに思われたが,全く圧力負けしなかった。朝乃山も好調。

貴景勝が猛烈に突いて遠藤を突き出し。貴景勝得意の展開。

鶴竜が立ち合いで右四つ,万全で隠岐の海を寄り切り。

白鵬強烈な右の張り差しから離れて取る展開,高安が突き放そうとしたが白鵬が追いすがって土俵際で外四つで捕え,白鵬の寄り切り。

大相撲春場所二日目

明生が低く攻めて,最後は右からいなして肩透かし。

志摩の海が当たってすぐ,大奄美を左からの突き落とし。

東龍が左四つ,剣翔を寄り切り。剣翔は左膝に加えて腰のテーピングもすごい。テーピングが厚すぎて腹巻きみたいになっている。

千代丸が当たってすぐに引き,錦木を引き落とし。

琴奨菊が浅い右四つ,そのままの突進で魁聖を寄り切り。

碧山が突き放し,勢が懸命に前進したが,碧山のはたき込み。

石浦が低く押し込み,佐田の海が呼び込んで石浦の押し出し。

照強も低く押しこみ,そのまま栃煌山を押し切った。照強は良い圧力だった。

千代大龍が強い立ち合いで電車道栃ノ心を押し出し。

隆の勝が当たってすぐに松鳳山を右からの突き落とし。松鳳山が立ち合いに失敗して滑った感じ。

玉鷲一度つっかけ。二度目,霧馬山が当たって右から突いていなし,玉鷲が裏を向いて霧馬山の送り出し。

 

宝富士が左をさせないと見るやさっと引いて回り込み,逆に妙義龍は差し手にこだわって前のめりとなり,宝富士のはたき込み。

輝が挟み付ける形で押し込もうとしたが,阿武咲が大きくかわしてはたき込み。

炎鵬が潜って深い左下手,これで竜電を得意の左下手投げ。竜電の相撲が得意すぎた。

御嶽海が一気の出足,阿炎を押し出し。

両者突いていったが途中遠藤がたぐって崩し,低く押して上手く密着し,豊山を押し出し。

徳勝龍変わり気味に立ったが朝乃山ついていき,徳勝龍のたぐりがスッポ抜けると朝乃山が左上手をとって上手出し投げ。

正代が組み止めて,高安を右からのすくい投げ。

隠岐の海が完璧な立ち合い,左上手で貴景勝を捕え,そのまま上手投げ。隠岐の海は捕えての完勝。

白鵬が右からの張り差しからの浅いもろ差し,そのまま寄っていって大栄翔を右からのすくい投げ。大栄翔は振りほどきたかったところ。

北勝富士が当たってすぐに左からいなし,鶴竜が吹っ飛んで北勝富士の送り倒し。鶴竜の身体が軽い。観客がいたら確実に館内がどよめいているシーンで,このひどい負け方で静かなのはかえって心に傷を負いそう。